はじめに
リクエスト可能なレポートは、以下のカテゴリーに分類されています。
-
配布
特定期間における広告とキーワードの総合的有効性とコストを表示します。クリック数、コンバージョン、支出などの詳細情報をレポートに含めることで、パフォーマンスの良い広告とキーワード、および調整の必要がある広告とキーワードを特定することができます。 -
予算
毎月の予算と現時点までの支出、毎月の予算に応じて使用しているかなどを表示します。 -
ターゲット
意図するオーディエンスに広告が届いているかを判断します。 -
キャンペーンアナリティクス
アカウントの広告キャンペーンの有効性を主に投資効果の観点から測定します。また、このレポートを使用することで、訪問者がサイトのどのページで最も出て行くかを確認し、その情報をもとにサイトのデザインを変更しコンバージョンを改善させることができます。
Bing Ads APIの詳細については、Bing Ads のサイト(https://msdn.microsoft.com/en-us/library/bing-ads-getting-started.aspx)を参照してください。
Bing Adsコネクターは「クラウドApp」コネクターであるため、クラウドに保管されたデータの取得が可能です。Data Centerでウィンドウ上部のツールバーで[クラウドApp]をクリックすると、これを含む他のクラウドAppコネクターのページにアクセスできます。
Bing Adsアカウントには、Data Centerから接続します。このトピックでは、Bing Adsコネクターユーザーインターフェースに固有のフィールドとメニューについて説明します。DataSetの追加、更新スケジュールの設定、DataSet情報の編集に関する一般的な情報は「コネクターを使用してDataSetを追加する」を参照してください。
主な使用事例 |
広告のコンバージョン |
主なメトリクス |
広告のクリックスルーレート |
社内における主な権限 |
ウェブマーケティング権限 |
平均導入時間 |
1時間以内 |
使いやすさ(1~10段階。1が「最も使いやすい」) |
4 |
ベストプラクティス
バックフィルを使用して、履歴データを取得します。レポートを初めて実行するときに、履歴データが取得されます。その後の実行では、指定された日付範囲でのみデータを取得します。
必要条件
Bing Adsアカウントに接続してDataSetを作成するには、以下が必要です。
-
Bing Adsデベロッパートークンデベロッパートークンの入手方法については、Bing Adsのサイト(https://msdn.microsoft.com/en-us/library/bing-ads-getting-started.aspx)を参照してください。
-
Microsoft Web AppクライアントIDとクライアントシークレット
-
次のリダイレクトURIも設定する必要があります。https://oauth.domo.com/api/data/v1/oauth/providers/bingads/exchange
デベロッパートークンの取得
デベロッパートークンを見つけるには:
- https://developers.ads.microsoft.com/Accountにアクセスします。
- スーパー管理者アカウントであること、トークンがユニバーサルトークンであることを確認し、Azureポータルアプリを作成しているのと同じアカウントであることを確認します。
Azureアプリを設定してクライアントIDとクライアントシークレットを取得する
-
Azureポータルにログインします。
-
[Azure Active Directory]>[App Registrations]>[New Registration]の順に選択します。
3. 登録フォームに次の通りに入力します。
-
[Name]:アプリのユーザーに表示する、意味のあるアプリケーション名を入力します(例:「DomoConnector」)。
-
[Supported account types]:[Accounts in any organizational directory (Any Azure AD directory – Multitenant) and personal Microsoft accounts]を選択します。
-
[Redirect URI]:https://oauth.domo.com/api/data/v1/oauth/providers/bingads/exchangeを追加して保存します。認証応答は、ユーザーの認証に成功した後にこのURIに送信されます。この段階でURIを指定することは任意で、後で変更することもできますが、ほとんどの認証シナリオでは値が必要です。
4. [Register]をクリックしてアプリケーションを作成します。登録したアプリの概要が表示されます。
5. ここに表示される[Application ID]が、Domoの[認証情報] ペインに入力するクライアントIDになります。
6. [Manage]の下で[Manage]を選択します。[Implicit Grant]で、チェックボックスを選択してアクセストークンとIDトークンの両方を有効にします。変更を保存するには、ページ上部の[Save]を選択します。
7. [Manage]の下で[API Permissions]を選択します。User.ReadとUser.ReadBasic.Allの権限が必要になります。
8. アクセス許可を追加するには、[Add a Permission]を選択します。[Microsoft Graph API]を選択し、[Delegated Permissions]を選択します。「User.ReadBasic.All」と入力するか、User.ReadBasic.All権限に移動し、チェックボックスを選択して[Add Permissions]をクリックします。
9. [Manage]の下で[Certificates & Secrets]を選択します。証明書は、トークンを要求するときにアプリケーションの識別情報を証明するためのシークレットとして使用できます。これは、パブリックキーと呼ばれることもあります。
10. [+New client secret]ボタンを選択します。
11. [Description]に値を入力し、[Expires]に適したオプションを選択し、[Add]をクリックします。
これがDomo内のクライアントシークレットになります。
12. ここで、Bing Adsコネクターの[認証情報]セクションで[Developer Token]、[Client ID]、[Client Secret]を入力し、[Connect]をクリックします。Microsoftにログインするためのポップアップが表示されます。スーパー管理者アカウントを使ってログインし、接続を完了するプロンプトに従います。
AzureポータルアプリとBingAdsアカウントをデバッグする
アカウントの作成中に、「アカウントの作成に問題がありました。もう一度お試しください。」というエラーが表示された場合、以下の設定を確認してAzureポータルアプリとBingAdsアカウントをデバッグします。
- Azureポータルアプリでは、以下を確認してください。
- [ Authentication]>[Supported account types]で、[Accounts in any organizational directory (Any Azure AD directory – Multitenant) and personal Microsoft accounts]を選択します。
- リダイレクトURIがhttps://oauth.domo.com/api/data/v1/oauth/providers/bingads/exchangeであることを確認します。
- [Authentication]>[Implicit grant]で、アクセストークンとIDトークンをチェックします。
- [API permissions]の下で、「User.Read」と「User.ReadBasic.All」を選択します。
https://developers.ads.microsoft.com/Accountにあるデベロッパートークンで、スーパー管理者アカウントであること、トークンがユニバーサルトークンであることを確認し、Azureポータルアプリを作成しているのと同じアカウントであることを確認します。
3. 以前に作成したアプリで新しいクライアントシークレットを作成し、そのシークレットの値をコピーし、その値を使ってDomoでBing Adsアカウントを作成する必要があります。うまくいかない場合は、新しいアプリを作成してその認証情報を使用します。
Bing Adsアカウントに接続する
このセクションでは、Bing Adsコネクターページの[認証情報]および[詳細]ペインのオプションについて説明します。このページのほかのペインの項目である[スケジュール設定]や[DataSetの名前と説明]に関しては、ほとんどのタイプのコネクターで共通です。詳細については、「コネクターを使用してDataSetを追加する」を参照してください。
[認証情報]ペイン
このペインには、Bing Adsデベロッパートークンを入力する単一のフィールドがあります。そこからMicrosoft OAuthページに導かれるので、Microsoftのユーザー名とパスワードを入力する必要があります。一度有効なMicrosoft認証情報を入力しておくと、同じアカウントを使用して随時、新しいBing Ads DataSetを作成することができます。コネクターのアカウントは、Data Centerの[アカウント]タブで管理できます。このタブについて詳しくは、「コネクターのユーザーアカウントを管理する」を参照してください。
[詳細]ペイン
このペインには、メインの[レポート]メニューのほか、選択したレポートタイプに応じて表示・非表示になる様々なメニューがあります。
メニュー |
説明 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
レポート |
実行するBing Adsレポートを選択します。以下のレポートが利用できます。
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
集計基準 |
レポート内のデータを分類する方法を選択します。例えば、毎週を選択するとデータを週毎に分類します。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
期間 |
特定の日付か、日付範囲に対してデータを取得するかどうか選択します。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
レポートの日付 |
レポートのデータが特定の日付か、今日から何日前までのものかを選択します。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
特定の日付を選択 |
レポートの日付を選択します。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
過去日数 |
レポートに表示する過去日数を入力します。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
開始日 |
日付範囲の最初の日付が特定の日付なのか、相対的な日付なのかを指定します。範囲の最後の日付は、[終了日]で選択します。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
終了日 |
日付範囲の2番目の日付が特定の日付なのか、相対的な日付なのかを指定します。日付範囲の最初の日付は[開始日]で選択します。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
特定の開始日を選択 |
日付範囲の最初の日付を選択します。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
特定の終了日を選択 |
日付範囲の2番目の日付を選択します。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
開始日まで遡る日数 |
レポートで表示する、最も過去の日までの日数を入力します。[終了日まで遡る日数]と組み合わせることによって、表示日数の範囲を指定できます。 例えば、[開始日まで遡る日数]に10、[終了日まで遡る日数]に5を入力した場合、レポートには、今日から数えて10日前から5日前のデータが含まれます。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
終了日まで遡る日数 |
レポートで表示する、直近の日までの日数を入力します。[開始日まで遡る日数]と組み合わせることによって、表示日数の範囲を指定できます。 例えば 、[開始日まで遡る日数]に10、[終了日まで遡る日数]に5を入力した場合、レポートには、今日から数えて10日前から5日前までのデータが含まれます。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
バックフィル | バックフィルを必要とする開始日の前の日数を入力します。このアクションは、データソースを初めて実行するときにのみ実行されます。その後の実行では、指定された開始日から終了日までの日付範囲が使用されます。 |
その他のペイン
スケジュール設定、再試行、更新に関するオプションなど、コネクターインターフェースのその他のペインに表示されるオプションについては、「コネクターを使用してDataSetを追加する」を参照してください。
トラブルシューティング
-
APIキーを再確認してください。
-
APIから直接データにアクセスしてみてください。
よくある質問
データはどれぐらいの頻度で更新されますか?
必要に応じて更新されます。
Bing Ads DataSetを作成するときに、どのタイプの入力パラメーターを考慮する必要がありますか?
新しいBing Ads DataSetを作成するときには、レポートタイプ、集計別(日次/週次/月次など)、PastDaysの値(バックフィル)を提供する必要があります。
注意すべきAPI制限はありますか?
ありません。
このBing Adsコネクターはバックフィルをサポートしていますか?
バックフィルは、最初の実行のときにのみBing Adsコネクターでサポートされます。バックフィル値を設定すると、Bing Adsコネクターは、指定された開始日と終了日の間のデータとともに、開始日より前の指定日数分のデータを取得します。
コメント
0件のコメント
サインインしてコメントを残してください。