はじめに
これらのBeast Mode計算を使用すると、カード、テーブル、まとめ数字などのDomoの様々な要素に特別なフォーマットを適用できます。
表内の値を定型化する
計算を使用して、表中のセルの値を定型化します。例えば、「salesperson」という列のセルの値が「Bob」の値に等しい場合にセルを定型化するには、「Sales Person」という計算を作成して以下のコードを使用します。
CASE `salesperson`
when 'Bob' then CONCAT('',`salesperson`,'')
else `salesperson`
end
表カードにURLを含める
表カードにURLを挿入するには、以下のBeast Modeを使用します。
CONCAT(`TopicName`, ': ', '', `Link`, '')
"TopicName"は、トピック名を持つDataSet内のフィールドを参照し、"Link"はURLを持つフィールドを参照します。URLはhttps://で開始する必要があります。
まとめ数字に書式を適用する
まとめ数字のフォントサイズの変更には、Beast Modeを使用できます。まとめ数字の外観のほかの側面をカスタマイズしたり、同じカードに複数のまとめ数字を含めることもできます。
まとめ数字のフォントサイズを変更する
まとめ数字のフォントサイズを変更するには、Beast Mode計算をCONCAT関数でラップします。この関数では、次のようにdivを使用してフォントサイズを指定します。
CONCAT(
'
,CONCAT('2017',' ','Booked',' ','Rev',' ','$',round(sum(`Grouped booked Rev`)/1000000,2),'M',' ','v.',' ',' ','Budget',' ','Rev',' ','$',round(sum(`2017 Budget Revenue`)/1000000,2),'M')
,'
)
カスタマイズされたまとめ数字を作成する
カスタマイズされたまとめ数字を作成すると、カード内で最も重要な情報を素早く把握できます。複数の範囲、色、記号などを追加してパーソナライズされたまとめ数字を作成し、ユーザーに最初に目にしてほしい情報をハイライト表示できます。
そのためには、concat()関数を使用してBeast Mode計算を作成します。これにより、複数の文字列を1つに組み合わせることができます。これにより、桁区切りの文字などの書式オプションがバイパスされるため、これらのオプションはconcat()ステートメントに組み込む必要があります。
以下の計算例とそれに対応する出力を確認してください。
例1
このBeast Modeを使用すると...
CONCAT(Sum(CASE when `Status` <> 'New' then 1 END),' Total, ',sum(case when `Date` >= date_sub(curdate(),INTERVAL 1 MONTH) then 1 else 0 end),' In Last 30 Days')
...次のチャートのようなまとめ数字が表示されます(Beast Mode計算の一部は、対応するまとめ数字の部分と一致するように色分けされています)。
例2
このBeast Modeを使用すると...
CONCAT('$',round(SUM(Case when (`Date`<= curdate() and `Status` = 'Accepted' and `Account Status` = 'Active') then `Amount` END)/1000000,2),’m – ‘,(case when `Value` > 0 then 'm - ? ' else 'm - ? ' end),round(round(SUM(Case when (`Date`<= curdate() and `Status` = 'Accepted' and `Account Status` = 'Active') then `Amount` END)/SUM(Case when (`Date`<= date_sub(curdate(), INTERVAL 1 MONTH) and `Status` = 'Accepted' and `Account Status` = 'Active') then `Amount` END)-1,2)*100,0),'% From 30 Days Ago')
...次のチャートのようなまとめ数字が表示されます(Beast Mode計算の一部は、対応するまとめ数字の部分と一致するように色分けされています)。
例3
concat()関数にHTMLを追加すれば、画像、色分け、その他のスタイルを含めることもできます。サポートされているHTMLの完全なリストは、「HTML表の制限」を参照してください。
このBeast Modeを使用すると...
CONCAT('',SUM(CASE WHEN `Color` = 'Red' THEN `Value` END),'',' Total Red | ','',SUM(CASE WHEN `Color` = 'Green' THEN `Value` END),'',' Total Green | ','',SUM(CASE WHEN `Color` = 'Yellow' THEN `Value` END),'',' Total Yellow')
...次のチャートのようなまとめ数字が表示されます(Beast Mode計算の一部は、対応するまとめ数字の部分と一致するように色分けされています)。
注記:
-
カードの編集ビューでは、HTMLコーディングの効果を確認できません。書式を確認するには、カードを保存してから、詳細ビューまたはページビューでカードを表示する必要があります。
-
PowerPointプラグインを使用する場合や、HTMLを含むカードをエクスポートする場合は、作成された出力ではなく、基盤となるBeast Modeとして表示されます。
まとめ数字に関する詳細は、「チャートのまとめ数字を設定する」を参照してください。
複数のまとめ数字を作成する
Beast Modeを使うと、複数のカードのサマリーの統計を表示させることができます。これにより、カードの閲覧ユーザーは、カードが伝えようとしているストーリーを把握しやすくなります。
Beast Mode計算で適用する必要がある必須関数はconcat()です。concat()ステートメント内には、テキストやあらゆる組み合わせのメトリクスなどを追加できます。
例:
CONCAT(calculation, ‘Text’, [etc])
例
以下のBeast Mode計算では、レコードの合計数と比較して、STATUSフィールドの値が“COMPLETE”になるレコード数を表示するまとめ数字を、CONCAT関数を使用して作成します:
CONCAT(SUM(CASE WHEN STATUS = 'COMPLETE' THEN `Amount` ELSE 0 END), ' out of ', 'SUM(`Amount`))
例えば、完了したレコードが65でレコード合計数が80である場合、上の関数の結果は、「65 out of 80」になります。
まとめ数字に関する詳細は、「チャートのまとめ数字を設定する」を参照してください。
値の変更にもとづいて表に異なる画像を表示する
表カードではHTMLコーディングを使用できるため、Beast ModeのCASEステートメントを使用し、データ値にもとづいて画像を取り込むことができます。
例えば、次のBeast Modeを使用すると、「Profit」が正か負かにもとづいて、表に異なる画像を表示できます。
case when `Profit`<0 then
CONCAT('
http://www.clipartkid.com/images/27/download-public-domain-ihtHTQ-clipart.png">','
else
「src」セクションには、使用する画像のURLを挿入します。CONCAT('
http://www.clipartkid.com/images/239/up-arrow-green-clip-art-clip-arts-clip-art-clipartlogo-com-Cy8l...>')
end
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