はじめに
Analyzerでは、グラフのデータを並べ替えることができます。これには2つの方法があります。
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クイックソートツールを使います。この方法は、[詳細]ビューおよび[Analyzer」ビューの棒グラフと折れ線グラフで利用できます。次に説明する[ソート]ボックスほど多くのオプションはありませんが、すばやく簡単に使用できます。
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ソートしたい列を、グラフの左側にある[ソート] フィールドまでドラッグします。これは、すべてのグラフタイプで利用できます。
クイックソート
ほとんどの棒グラフと折れ線グラフでは、Analyzerを開かなくても、アイコンをクリックするだけでソート方法をすばやく変更できます。このアイコンは、グラフのx軸またはy軸の上にマウスポインターを合わせると表示されます。5種類のソート方法のアイコンが順に表示されます。どれかをクリックすると、グラフはその方法でソートされ、アイコンは次のアイコンに変わります。
以下の表は、それぞれのアイコンに関連したソート方法を説明しています。
アイコン | 説明 |
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デフォルトのソート方法(グラフ作成時のソート方法)を使用して、グラフのデータアイテムをソートします。 |
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グラフのデータアイテムを値の昇順にソートします。 |
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グラフのデータアイテムを値の降順にソートします。 |
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グラフのデータアイテムを英数字の昇順にソートします。 |
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グラフのデータアイテムを英数字の降順にソートします。 |
[ソート]フィールド
このオプションはAnalyzerで、すべてのグラフタイプに利用できます。
[ソート]フィールド を使用してソートを追加するには:
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どの列でソートするかを決定します。例えば、値を降順にしたい場合は、値の列でソートします。
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ソートする列を、ディメンション/測定のエリアから[ソート]ボックスまでドラッグします。
列のソートオプションを示すパネルが表示されます。 -
列のデータを、昇順と降順のどちらでソートするかを指定します。
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(オプション)[集計]メニューで、データをどのように集計するか選択します。
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[適用]をクリックします。
上記のステップを繰り返すことで、ほかのソートを追加することもできます。ソートを削除するには、インジケータバーにマウスポインターを合わせ、をクリックします。
グラフとマップのソート
グラフおよびマップでのソートは、グラフのタイプ、グラフを強化するのに使用されるデータ、値、カテゴリーまたは系列のどちらでソートをするか、またはソートを全くしないかにより、複雑になります。Domoに組み込まれているソートオプションでは希望する方法でソートできない場合は、Beast Modeを使用してソート順序を設定できます。
値によるソート
値の列でソートする場合は、カテゴリーはその値に基づき昇順または降順でソートされます。
以下の例のグラフでは、カテゴリーは売上の最低値から最高値へと昇順でソートされています。
[ソート]ダイアログで[降順]を選択すると、カテゴリーの並び順は逆に、最高売上値から最低売上値になります。
系列データを含むグラフでは、値によるソートは推奨されません。
カテゴリーと系列によるソート
カテゴリー列によってソートする場合は、カテゴリーはその名前にもとづきアルファベットの昇順または降順でソートされます。以下の例のグラフでは、ユーザーはカテゴリーベースの降順を選択したので、カテゴリーが英数字の降順で表示されています。
系列の列によってソートする場合は、系列はそれぞれのカテゴリーの中で英数字の昇順または降順でソートされ、カテゴリー自体もデフォルトでは英数字の昇順でソートされます。この場合、2つめのソートを追加すると、カテゴリーのデフォルトのソート動作を変更できます。詳細は、次のセクションを参照してください。
多くのタイプの棒グラフでは、[チャートの設定]を使用してカテゴリー/系列による2つのソートをさらに適用できます。以下の2つがあります。
- [合計をソート]。複数系列の棒グラフに対してこのオプションを選択すると、各系列の順位に関わらず、カテゴリーは系列の合計でソートされます。以下の例では、「自己都合退職」の値はほかの一部の部署のほうが高いものの、合計値が最も高いカテゴリーは「カスタマーサービス」になっています。
- [各カテゴリーをソート]。複数系列の棒グラフにこのオプションを選択すると、各カテゴリー内で系列が昇順または降順にソートされます。以下の例では、すべてのカテゴリーで、系列が高い値から低い値にソートされます。
日付でソート
日付列にソートを適用する場合、データソースで日付が(文字列ではなく)日付としてフォーマットされていれば、日付は正しい時系列順にソートされるはずです。日付が時系列順にソートされない場合は、元のデータソースで日付が日付としてフォーマットされていることを確認してください。例えば、Excelを使用している場合、日付列を右クリックして[セルの書式設定]を選択し、日付書式が使用されているかを確認します。
日付の表示にはさまざまな方法があります。多くの場合、「MM-DD-YYYY」のような日付で表示されます。ただし、月単位でデータを表示している場合には、日付を「January」のような文字列として表示することもできます。文字列のソートは英数字順なので、日付型のデータをどのようにソートするか検討することが重要です。
例
現在、売上合計を月別に表示していて、月を日付順にソートすることにします。月の名前の値が格納されている列で月を昇順にソートすると、「April」が先頭になったグラフが出力されます。
「January」を先頭にしたいので、ソートを、カードで使用している日付型の列に変更します。カードは月単位のままになりますが、データのソートは、英数字順ではなく日付順になります。
完全な日付ではなく月のデータしかない場合は、Beast Modeを使ってソート順を設定できます。
複数ソート
グラフやマップに、複数のソートを追加することができます。これは、カテゴリーと系列データの両方があり、その両方にデフォルト以外のソート方法を指定したい場合に便利です。
以下の例では、カテゴリーと系列データの両方が英数字の降順でソートされています。この結果は、2つめのソートを使用すると可能になります。そうしない場合は、指定されなかった列はデフォルトの英数字の順の昇順になります。
複数ソートを行う場合は、カードに存在する値(X軸、Y軸、系列)のみでソートする必要があります。X軸またはY軸と系列にもとづいてソートする場合は、先に系列でソートする必要があります。
円グラフでのソート
円グラフでは、スライスは自動的に最高値から最低値の順で配置されます。デフォルトでは、[ソート]ボックスを使用してスライスの順序を変更することは できません 。ただし、[チャートの設定]の[自動ソートなし]ボックスを選択すると、[ソート]ボックスを使用してソート順序を変更することができます。
円グラフでソートを有効にするには、次のようにします。
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Analyzerでソートする円グラフを開きます。
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[チャートの設定]で、[ 一般]にマウスポインターを合わせます。
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[自動ソートなし]をチェックします。
これで、[ソート]ボックスを使用してグラフのスライスをソートできるようになります。
円グラフに関する詳細は、「円グラフ」を参照してください。[チャートの設定]に関する詳細は、「チャートの設定を適用およびリセットする」を参照してください。
ファネルグラフでのソート
ほかのグラフタイプと同様、通常のファネルグラフでも、[ソート]ボックスのオプションを使用してセクションをソートすることができます。ただし、ファネル型棒グラフと折りたたみファネルグラフでは、デフォルトのソートを変更することはできません。これらのグラフタイプに関する詳細は、「ファネルグラフ」を参照してください。
カスタムソートを適用
Beast Modeを使って、カスタマイズされたソートをデータに適用できます。詳細については、「Beast Mode計算例」を参照してください。
動画 - カスタムソートを適用する
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