はじめに
ページフィルターを使用すると、ページで指定したDataSetから作成されるKPI、Sumo、Domo Appのすべてのカードに作用するデータフィルターを適用できます。フィルターが適用されたすべてのカードには、アイコンが付きます。これにより、ページ上でフィルターが適用されたすべてのカードをすばやく見つけることができます。例えば、特定のDataSetで作成されるすべてのカードで特定の閾値を下回った値を表示するフィルターを設定できます。そうすると、そのDataSetで情報を追加されたすべてのカードは、指定した情報のみを表示するようにフィルタリングされます。
選択したDataSetで PDP(Personalized Data Permissions)が有効になっている場合は、フィルターのオプションはそのポリシーで利用可能になっているもののみに限定されます。例えば、西部の州のコンテンツのみ閲覧できるポリシーのメンバーの場合、自分が利用できるコンテンツに対してのみフィルターを適用できます。同様に、すべての行にアクセスできるポリシーの場合は、すべてのデータにフィルターを適用するか特定のポリシーに限定するかを選択できます。PDPの詳細については、「PDPポリシーの作成と削除」を参照してください。
ページに適用されるページフィルターは、
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個人的なカスタマイズです。ページフィルターを保存すると、選択した値は自分の表示にのみ影響し、追加したページフィルターの値はほかのユーザーには表示されません。特定のフィルター設定を「フィルタービュー」として保存し、ページに移動したときに目的のフィルタービューを選択できます。保存したフィルタービューが表示されます。これに対する唯一の例外は、フィルタービューが「デフォルト」として保存されているか、すべてのユーザーとシェアされる場合です。この場合、ページへのすべての訪問者にフィルタービューが表示されます。
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自分で削除するまでカスタマイズした設定が適用され続けます。
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詳細ビューでカードを表示またはドリルダウンすると、フィルターされたDataSetを使用してカードに引き継がれます。
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リンクまたは検索のいずれかを通してカードを直接表示する場合は、カードに適用されません。
カードフィルターは、カードの詳細ビューで適用または編集できます。KPIカードにフィルターを追加する方法については、「チャートにフィルターを追加する」を参照してください。
日付フィルターを追加するときは、日付の範囲または個別の時間単位(データの時間粒度に応じて日数、週数、月数など)にフィルターをを選んで適用できます。
動画 - ページビューを使用してページをフィルターする
ページフィルターによるページへの影響を制御する
ページの所有者、デフォルトの「管理者」セキュリティ権限が設定されているユーザー、カスタムの「ページの管理」権限が設定されているユーザーは、特定のページでページフィルターを使用するかどうかを制御したり、他のユーザーによる新しいフィルターの追加を許可したり、カード上でのフィルターアイコンの表示と非表示を切り替えたりすることができます。
フィルターオプションにアクセスするには、以下の手順を実行します。
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Domoでフィルターを適用するページに進みます。
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ページの右上に表示されている
アイコンをクリックします。
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メニューで[フィルターオプション]を選択します。
- ページへのフィルターの追加を禁止する場合は、[フィルターバーを表示]のトグルボタンの選択を解除します。
注記:フィルターバーを非表示にすると、すべてのフィルターがクリアされます。保存済みのフィルタービューが削除されることはありませんが、そのビューが非表示になっている場合はアクセスできなくなります。 -
(条件付き)[フィルターを表示]バーが有効になっている場合は、以下のオプションを選択することができます。
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新規フィルターの追加を許可
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グローバル日付フィルターを許可
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セグメントを許可
これらのオプションは、デフォルトで有効になっています。
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- カード上でフィルターアイコンを無効にする場合は、[フィルターを表示]アイコンのトグルボタンの選択を解除します。
ページフィルターを適用する
ページフィルターをページのカードに適用するには、次の手順を実行します。
ページフィルターを適用するには
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Domoでフィルターを適用するページに進みます。
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ページ右上にある
をクリックします。([共有]ページなどの一部のシステムページには、このオプションを含めないでください)
[フィルタービュー]ボタン、アイコン、[フィルターを保存]ボタンが設定されたバーが表示されます。PDPポリシーがページのカードの中で使用されるDataSetで有効かつすべての行にアクセスできる場合は、[すべての行]を読み込むボタンが表示されます。
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(条件付き)ページで使用されているPDPが有効になっているDataSetのすべての行にフィルターを適用する場合は、[PDP]オプションを[すべての行]に設定します。特定のポリシーにフィルターを適用するには、以下の手順を実行します。
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[すべての行] の横のドロップダウン矢印をクリックします。
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[ポリシーを選択]をクリックします。
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フィルターを適用するすべてのポリシーのボックスをチェックします。
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[適用]をクリックします。
PDPの詳細については、「PDPポリシーの作成と削除」を参照してください。
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をクリックします。
このページのカード内のDataSetで使用されているすべての列名のリストが表示されます。列名が複数のDataSetで使用されている場合は、名前の右側に矢印が表示され、必要に応じて目的のDataSetに絞り込むことができます。 -
フィルターを適用する列の名前をクリックします。
あるいは、列名が複数のDataSetで使用されており、特定のDataSet内の行のみを表示するフィルターを適用する場合は、列名の横にある矢印をクリックして、該当する全DataSetの名前が含まれるダイアログを表示します。ここで、行を表示する全DataSetのボックスをチェックします(または、[すべて選択]ボックスをチェックしてすべてのDataSetを選択します)。
複数のDataSetに表示される列を選択し、特定のDataSetにフィルターを適用して絞り込まない場合は、ページ内の最も多くのカードに使用されているDataSetの列がフィルターに使用されます。
列またはDataSetを選択すると、グレーのバーの左側にフィルターボタンが表示され、その中でフィルターを選択できるダイアログボックスが表示されます。ダイアログのインターフェースコンポーネントは、選択した列または行に系列、数量、日付データが含まれているかどうかによって異なります。 -
以下のいずれかを実行します。
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(条件付き)選択した列に文字列データが含まれる場合
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このページのカードに表示する各系列のチェックボックスを選択します。
[すべて]をクリックするとすべてのチェックボックスを選択でき、[なし]をクリックするとすべてのチェックボックスを選択から外すことができます。
[次でフィルター]フィールドにキーワードまたはキーワードで見つかった文字列を入力することにより、リストに表示された系列にフィルターを適用することができます。注記:フィルタを作成する際に、以下の情報が重要です。
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現時点で、フィルターメニューに表示されるユニークな値は500個のみです。
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フィルターを保存するには、選択した各フィルターの文字数が253文字以下である必要があります。選択した項目に253文字を超える文字が含まれていると、フィルターは保存に失敗し、エラーメッセージが表示されます。
最後に、特定のDataSetから値を読み込む場合は、をクリックして目的のDataSetを選択します。これにより、そのDataSetの固有の値が読み込まれますが、同じ列名を持つすべてのDataSetに適用されます。
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右上隅のメニューで[含める]または[含めない]を選択し、チェックをしたアイテムをチャートの中で表示するかを指定します。
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[適用]をクリックします。
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(条件付き)選択した列が量データを含んでいる場合、
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以下のいずれかを実行します。
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範囲に基づいて数量を絞り込むには、以下の手順を実行します。
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右上隅のドロップダウンメニューを [範囲]に設定しておきます。
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メニューから条件文を選択します。
条件文により、1つ以上のフィールドが表示されます。 -
(条件付き)条件文を選択したときに1つ以上のフィールドが表示された場合は、希望する量をフィールドに入力します。
例えば、カードに20万から30万の間の量の情報を表示させたい場合、メニューから[範囲内]を選択し、最初のフィールドに「200,000」と入力し、2つ目のフィールドに「300,000」と入力します。
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DataSetからの特定の値に基づいて数量を絞り込む場合は、以下の手順を実行します。
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右上隅のドロップダウンメニューで[選択]を選択します。
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フィルターを適用するすべての値のボックスを選択します。
[すべて]をクリックするとすべてのチェックボックスを選択でき、[なし]をクリックするとすべてのチェックボックスの選択を解除できます。または、数字を[次でフィルター]フィールドに入力して、一覧に表示される値を絞り込むこともできます。
特定のDataSetから値を読み込む場合は、をクリックして目的のDataSetを選択します。これにより、そのDataSetの固有の値が読み込まれますが、同じ列名を持つすべてのDataSetに適用されます。
最後に、右上のメニューで[含める]または[含めない]を選択すると、チェックをしたアイテムをチャートの中で表示するかしないかを指定できます。
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[適用]をクリックします。
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(条件付き)選択した列に日付データが含まれる場合、
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以下のいずれかを実行します。
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範囲に基づいて日付を絞り込むには、以下の手順を実行します。
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右上隅のドロップダウンメニューを[範囲]に設定しておきます。
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メニューから条件文を選択します。
条件文により、1つ以上のフィールドが表示されます。 -
必要に応じてフィールドに目的の日付を入力します。
例えば、カードに2014年1月31日から2015年4月30日の間の日付に対する情報を表示させたい場合、メニューから[範囲内]を選択し、最初のフィールドで2014年1月31日を選択し、2つ目のフィールドで2015年4月30日を選択します。
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DataSetの特定の日付に基づいて日付を絞り込むには、以下の手順を実行します。
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右上隅のドロップダウンメニューで[選択]を選択します。
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フィルターを適用するすべての日付のボックスを選択します。
[すべて]をクリックしてすべてのチェックボックスを選択するか、[なし]をクリックしてすべてのチェックボックスの選択を解除します。または、フィルター文字列を[次でフィルター]フィールドに入力して、リストに表示される日付を絞り込むこともできます(例えば、2010年以降の日付に絞り込む場合は、このフィールドに「2010」と入力します)。
特定のDataSetから値を読み込む場合は、をクリックして目的のDataSetを選択します。これにより、そのDataSetの固有の値が読み込まれますが、同じ列名を持つすべてのDataSetに適用されます。
最後に、右上隅のメニューで[含める]または[含めない]を選択すると、チェックをした日付をチャートの中で表示するかしないかを指定できます。
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[適用]をクリックします。
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ページ上の該当カードが更新され、選択したフィルターが反映されます。また、影響を受ける各カードにアイコンが表示されます。
フィルターを編集するには、以下の手順を実行します。
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ページ上部のグレーのバーにあるフィルターのボタンをクリックします。
フィルターのダイアログが表示されます。 -
必要に応じてフィルターの設定を編集します。
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[適用]をクリックします。
フィルターに変更が適用されます。
フィルターを取り除くには、以下の手順を実行します。
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ページ上部のグレーのバーにあるフィルターのボタンをクリックします。
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フィルターのダイアログが表示されます。
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をクリックします。
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削除を確定するには[次に進む]をクリックします。
このフィルターは削除され、さらにフィルターが使用されていたすべてのカードはそれに応じて更新されます。
ページフィルターを非表示にするには、以下の手順を実行します。
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ページ右上にある
をクリックします。
ページフィルターは非表示になり、影響を受けるすべてのカードが更新されます。この方法でフィルターを非表示にしても、フィルターが完全に無効になるわけではありません。フィルターを無効にするには、前述の方法で削除する必要があります。
隠れフィルターを再適用するには、をクリックします。
フィルタービューを使用する
フィルタービューでは、すべてのオーディエンスのニーズに合わせてページをカスタマイズできます。フィルタービューを使用すると、以下のすべてを実行できます。
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ほかのユーザーのビューに影響を与えずに自分のフィルターを作成および保存
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特定の視点でアライメントを作成するために重要なビューを精選して共有
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任意の権限の任意のユーザーに任意の数のパーソナライズされたデータストーリーを提供
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どのフィルタービューを初めてページに訪れたときの「デフォルト」にするかを指定
デフォルトのセキュリティ権限が「閲覧ユーザー」以上のユーザーは、フィルタービューを追加したり、自分のフィルタービューの名前を変更、コピー、削除したりができます。フィルタービューをすべてのページの閲覧ユーザーと共有するには、またはロックされているページのデフォルトビューとして設定するには、ページの所有者であるか、「カードとページを管理」または「ページを編集」許可を有効にした権限を持つ必要があります。ロックされていないページでは、デフォルトのセキュリティ権限が「編集ユーザー」以上のどんなユーザーも、フィルタービューを共有し、デフォルトのビューを設定できます。カスタム権限の詳細については「カスタム権限を管理する」を参照してください。ページのロックおよびロック解除の詳細については、「ページのコンテンツをロックまたはロック解除する」を参照してください。
フィルタービューを保存する
フィルタービューを保存すると、グレーのフィルターバーの左側のフィルタービューのメニューに追加されます。このフィルタービューを使用して、すばやくフィルターを適用することができます。ページの「デフォルト」フィルターとして指定されているフィルターと、すべてのユーザー間で共有されるフィルターを除き(これらのフィルターは、すべてのユーザーが選択することができます)、
自分が作成したフィルターが他のユーザーに対して表示されることはありません。しかし、デフォルトのフィルターが設定されているだけで、ユーザーがそれを使用する必要はありません。ユーザーは自身のフィルタービューを作成したり設定したりできます。
デフォルトのフィルタービューが設定されると、それらのフィルターはいつでも誰かが最初にページを訪れたときに、読み込まれます。次回以降の訪問のたびに、前回ページにいたときにユーザーが設定したフィルターが再度読み込まれ、一度終了した位置から開始されます。
フィルタービューを作成し保存するには、以下の手順を実行します。
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上記で「ページフィルターを適用する」で説明されているようにフィルターを作成します。
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グレーのフィルターバーの右側にある[フィルターを保存]ボタンをクリックします。
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[新規フィルタービューを作成]をクリックします。
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新しいフィルターに内容の分かる名前を入力します。
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(オプション)これをページのデフォルトのフィルターにしたい場合(その場合、このフィルターの設定が、ユーザーがページを開いたときに最初に表示されます)、「全員のためのデフォルトにする」ボックスをチェックします。このページに対し、デフォルトのフィルターが既に存在する場合、新しいフィルターがデフォルトとしてそれに置き換わります。
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[保存]をクリックします。
フィルタービューのメニューに新しいビューが追加されました。
フィルタービューを更新する
フィルターに変更を加えると、その変更はそれを含むフィルタービューに自動的に適用されません。フィルタービューを更新したい場合、手動で更新する必要があります。
フィルタービューを更新するには、以下の手順を実行します。
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グレーのフィルターバーの右側にある[フィルターを保存]ボタンをクリックします。
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[既存のフィルタービューを更新]をクリックします。
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更新するフィルタービューを選択します。
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[更新]をクリックします。
選択したフィルタービューが更新されました。
フィルタービューの名前を変更する
作成したどのフィルタービューの名前も変更できます。共有フィルタービューの名前変更は、次の場合のみできます。
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ページの所有者である場合
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「カードとページを管理」または「ページを編集」許可が有効になっている権限を持っている場合
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ページのロックが解除されており、「編集ユーザー」以上のデフォルトのセキュリティ権限を持っている場合
カスタム権限の詳細については「カスタム権限を管理する」を参照してください。
フィルタービューの名前を変更するには、以下の手順を実行します。
- グレーのフィルターバーの左側のフィルタービューのメニューをクリックします。
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名前を変更したいフィルタービューの上にマウスを移動して、表示される
アイコンをクリックします。
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[名前を変更]を選択します。
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フィルタービューの新しい名前を入力します。
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[保存]をクリックします。
フィルタービューをコピーする
デフォルトに設定されているフィルタービュー、作成していないフィルタービューも含め、ページ内の任意のフィルタービューをコピーできます。これは、既存の構成を最初から再構築することなく、小さな変更を加えるよい方法です。
フィルタービューをコピーするには、以下の手順を実行します。
- グレーのフィルターバーの左側のフィルタービューのメニューをクリックします。
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コピーしたいフィルタービューの上にマウスを移動して、表示される
アイコンをクリックします。
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[コピー]を選択します。
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(オプション)フィルタービューに新しい内容の分かる名前を入力します。
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[保存]をクリックします。
フィルタービューを削除する
作成したどのフィルタービューの名前も削除できます。デフォルトのフィルタービューは、次の場合のみ削除できます。
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ページの所有者である場合
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「カードとページを管理」または「ページを編集」許可が有効になっている権限を持っている場合
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ページのロックが解除されており、「編集ユーザー」以上のデフォルトのセキュリティ権限を持っている場合
カスタム権限の詳細については「カスタム権限を管理する」を参照してください。
フィルタービューを削除するには、以下の手順を実行します。
- グレーのフィルターバーの左側のフィルタービューのメニューをクリックします。
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削除したいフィルタービューの上にマウスを移動して、表示される
アイコンをクリックします。
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[削除]を選択します。
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[削除]をクリックして確定します。
フィルタービューを共有する
フィルタービューを、必ずしもデフォルトビューではなく、ページにアクセスするすべての訪問者に利用可能にしたい場合、そのフィルタービューをすべての人と共有するオプションをオンにすることによりできます。これは次の場合のみできます。
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ページの所有者である場合
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「カードとページを管理」または「ページを編集」許可が有効になっている権限を持っている場合
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ページのロックが解除されており、「編集ユーザー」以上のデフォルトのセキュリティ権限を持っている場合
カスタム権限の詳細については「カスタム権限を管理する」を参照してください。
フィルタービューを削除するには、以下の手順を実行します。
- グレーのフィルターバーの左側のフィルタービューのメニューをクリックします。
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共有したいフィルタービューの上にマウスを移動して、表示される
アイコンをクリックします。
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[全員とシェア]オプションをオンにします。
ダイナミック日付範囲フィルターを適用する
ダイナミック日付範囲フィルターを使用して、ページ上のすべてのカードの日付範囲ウィンドウを調整できます。これらのフィルターは、ページ内のすべてのユーザーのデフォルトとして保存および使用できます。これらは異なるフィルタービューに保存することもできます(前のセクションで説明)。ダイナミック日付範囲フィルターは、ユーザーが特定の日付または時間範囲のデータを表示するために手動でフィルターを適用する必要がないため、大幅な時間の節約になります。また、ダイナミック日付範囲フィルターを使用すると、現在の期間が終了したとき自動的にカードの日付範囲データが「ロールオーバー」します。
ページ上部のグレーのフィルターバーの[日付選択]メニューでダイナミック日付範囲フィルターを選択します。
ここで選択したフィルターが、Analyzerで適用された日付列を持つページ内のすべてのカードに適用されます。各カードの固有の日付列にフィルターを適用し、既にカードに設定されている日付フィルターを考慮に入れます。例えば、ページに「売上日」列によって作成されたカードが含まれていて、3月から6月までを表示するようにAnalyzerでフィルターされた場合、ページにダイナミック日付範囲フィルターが設定されていれば、このフィルターは「売上日」列に適用され、3月から6月の期間内にのみ機能します。ダイナミックフィルターがその期間外に設定されていると、カードは「フィルター範囲にデータなし」を表示します。
[グローバル日付を許可]機能を解除して、ダイナミック日付の影響を受けないカードを選択できます。上記の「ページフィルターによるページへの影響を制御する」で詳しく説明しています。カードの詳細オプションで[カードの詳細で日付を隠す]を選択した場合、ダイナミック日付はカードにも適用されません。
ダイナミック日付範囲フィルターのほとんどのオプションは、Analyzerの日付フィルターと同じです。これらのオプションは基本的には以下のとおりです。
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日付範囲。日付列で起動されているページ内のすべてのカードに表示されるデータの範囲を選択します。デフォルトでは、これはデフォルトに設定されています。つまり、すべてのカードがそれぞれの日付範囲を使用していることを意味します。現在の日付の期間、現在までの週などの現在までの期間オプションなど、様々なオプションが利用可能です。
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グラフの単位。これにより、日付列で情報が追加されているページのすべてのカードの時間粒度を選択します。時間粒度は、データをどの単位(週、月など)で表示するかを決定します。このメニューについては、「データの時間の単位を変更する」で詳しく説明しています。デフォルトでは時間粒度が選択されていません。つまり、カードはDataSetに情報を出すときに使用される同じ時間粒度を使用します。(例えば、カードのデータがDataSetの中で週単位で分割されている場合、それは自動的にカードの中で週単位で分割されます)。
カード間フィルターを適用する
ページでカード間フィルターを適用すると、カード内の特定のチャート要素にマウスポインターを合わせたときに、ページ内にあるその要素を共有するすべてのカードで同じ要素がハイライト表示されます。これにより、時間がかかる場合があるカード間での関連付けを、すばやく行うことができます。
例えば、ユーザーTanyaが、会社の小売り部門のマネージャーであるとします。彼女は、「小売」という名前のDomoページにアクセスできます。次に示すように、このページには、会社の利益と支出に関連するカードがいくつか含まれています。
これらのカードはすべて、ほぼ同じ期間(2013年の初めから2015年の初めまで)における、種類が異なる関連するデータを月ごとの時間粒度で示しています。これまでと同様に、Tanyaは一度に1枚ずつ各カードにアクセスし、特定の月のデータを見ることができます。これも便利ですが、Tanyaが実際に必要としている作業は、同じ月における様々なカードのデータ比較です。具体的には、2014年1月の「RT:粗利益と利益率」、「RT:製品ライン別の売上総利益」、「RT:コンバージョン単価」のデータを関連付けたいと考えています。カード間フィルターが使えるようになる前であったなら、各カードを1枚ずつ確認し、2014年1月の値を書き留めて、最後にそれらを比較しなければならなかったでしょう。しかし、今ではいずれかのカードにある2014年1月のバーにマウスポインターを合わせるだけで、他のすべてのカードで同じバーがハイライト表示されます。
カード間フィルターを使用すると、チャート要素をクリックして、その要素のフィルターをページ内のすべてのカードに適用することもできます。例えば、「2014年1月」のバーをクリックすると、すべてのカードがその月にフィルターされます。表の行でも同じ操作を実行できます。要素をもう一度クリックすると、このフィルターをオフにできます。
ストーリーテリングダッシュボードでは、カード間フィルターが自動的に有効になります。標準のページでは、ページ所有者、「管理者」デフォルトのセキュリティ権限があるユーザー、または「ページを管理」権限が有効になっているカスタム権限があるユーザーがオンとオフを切り替えることができます。これを行うには、フィルターバーの右側にある歯車メニューにあるインタラクティブフィルターオプションを切り替えます。
ページでこのオプションを有効にすると、すべてのユーザー(「閲覧ユーザー」を含む)がカードの上にマウスポインターを動かして、動作中のカード間フィルターを確認することができます。このオプションを無効にすると、「閲覧ユーザー」レベルのユーザーはカード間フィルターを適用できません。
フィルターカードを使用して、カードのコンテンツにフィルターを適用する
スライサー、チェックボックス、ラジオボタン、範囲、日付セレクターのカードを使用して、ページ上のすべてのカードにフィルターを適用できます。これらのカードは、ほかのチャートタイプと同様にAnalyzerで作成できます。
フィルターカードは、カード間フィルターがオンになっている場合にのみ機能します(詳細については、前のセクションを参照してください)。カード間フィルターがオンになっていない場合、フィルターをクリックすると、フィルターは適用されずに、カードの詳細ビューが開きます。
スライサーカード、チェックボックスカード、ラジオボタンカード
スライサーカード、チェックボックスカード、ラジオボタンカードには、DataSet列のフィルターが含まれます。これらのカードのいずれかをページに追加すれば、カード内のフィルターをクリックして、ページ内のすべてのカードにフィルターを適用できます。スライサーカードとチェックボックスカードでは、必要な数のフィルターを適用できます。ラジオボタンカードでは、一度に1つのフィルターのみ適用できます。
もう一度クリックすると、フィルターをオフにできます。
次のGIFアニメーションはこの例を示しています。この例ではマーケティングマネージャーのScottが、メールチャンネルおよびソーシャルメディアチャンネルにおけるEloquaのキャンペーンデータを表示したいと考えています。この場合、ページフィルターを設定するのではなく、スライサーカードでこれらのフィルターをすべてクリックします。つまり、「Eloqua:RTマーケティング」スライサーカードの「メール」と「ソーシャルメディア」をクリックします。ページ内の他のすべてのカードには、それに応じてフィルターが適用されます。
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(このGIFのフルサイズバージョンをダウンロードするには、画像をクリックしてください)
スライサーカード、チェックボックスチャート、ラジオボタンチャートの作成方法の詳細については、「スライサーカード、チェックボックスカード、ラジオボタンカード」を参照してください。
範囲セレクターカード
範囲セレクターカードを使用すると、選択した範囲の値または日付に合わせて、ページ上のすべてのカードを絞り込むことができます。スライダーには最小値と最大値が表示されます。ユーザーがこれらの最小値と最大値を変更すると、すべてのカードが更新され、新しい範囲のデータが表示されます。次のGIFアニメーションでは、ユーザーは最小値(カード作成者の元の設定値は2,000)を3,011に、最大値(元の設定値は4,998)を3,786に設定しています。ページ内の他のカードも、新しい範囲に合わせてすべて更新されます。
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(このGIFのフルサイズバージョンをダウンロードするには、画像をクリックしてください)
範囲セレクターカードの作成方法の詳細については、「範囲セレクターカード」を参照してください。
日付セレクターカード
デフォルトでは、日付セレクターカードには、([チャートの設定]で適用した設定に応じて)一連の日付が年または月単位のカレンダー形式で表示されます。日付の範囲をクリックしてドラッグすると、ページ内の他のすべてのカードにフィルターが適用され、それらの日付のデータが表示されます。次のGIFアニメーションでは、「住所メトリクス日付セレクター」カードの4月1日から8月31日までのすべての日付がハイライト表示されています。ダッシュボードの他の4枚のカードに、この選択範囲が反映されています。
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(このGIFのフルサイズバージョンをダウンロードするには、画像をクリックしてください)
また、カードの[プリセット]リンクをクリックすると、「今週」や「昨年」など、事前に設定された日付フィルターを表示することもできます。
ボタンの上にある青いリンク([週]、[月]など)をクリックすると、事前に設定された別のフィルターを表示できます。
[クリア]リンクをクリックするか、カードにマウスポインターを合わせてをクリックすると、日付セレクターカードから日付フィルターをクリアできます。
日付セレクターカードの作成方法の詳細については、「日付セレクターカード」を参照してください。
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