はじめに
Domo Snowflake OAuthコネクターを使用すると、Snowflake Data WarehouseからDomoに、安全かつ簡単にデータを取り込むことができます。Data Warehouseのソリューションとして既にSnowflakeを使用している場合、このコネクターはデータを最大限に活用するためにDomoを併用する手助けをします。このコネクターを使用するには、Snowflakeアカウント名と、クライアントの登録時にSnowflakeから提供されたクライアントIDおよびクライアントシークレットが必要です。SnowflakeのデータがDomoに入ると、他のすべてのDomoデータと組み合わせることで、最も重要なミッションデータを集約して表示できます。Snowflake APIの詳細については、https://docs.snowflake.net/manualsを参照してください。
Snowflakeコネクターは、クエリを使用してデータベースからデータを取得する「データベース」コネクターです。Data Centerでは、ウィンドウ上部のツールバーで[データベース]をクリックすることで、これを含む他のデータベースコネクターのページにアクセスできます。
このトピックでは、Snowflake OAuthコネクターのユーザーインターフェースに固有のフィールドとメニューについて説明します。DataSetの追加、更新スケジュールの設定およびDataSet情報の編集に関する一般的な情報は、「データコネクターを使用してDataSet を追加する」に記載があります。
必要条件
Snowflakeアカウントに接続してDataSetを作成するには、以下が必要です。
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アカウントのフルネーム(Snowflakeにより提供)。これは、SnowflakeURLのhttps://の直後に続く部分です。
アカウントのフルネームはアカウントがホストされる地域とクラウドプラットフォームを識別する追加のセグメントが含まれる場合があることに注意してください。以下の表に、クラウドプラットフォームまたは地域別のアカウント名の例を示します。各行に対して、アカウント名が「xy12345」であると仮定しています。
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クライアントの登録時にSnowflakeから提供されたクライアントIDおよびクライアントシークレット。
Snowflakeアカウントに接続する
このセクションでは、Snowflake OAuthコネクターページの[認証情報]ペインと[詳細]ペインのオプションについて説明します。このページの他のペインの項目にある [スケジュール設定]や[DataSetの名前と説明]に関しては、ほとんどのタイプのコネクターで共通しています。詳細については「データコネクターを使用してDataSetを追加する」を参照してください。
[認証情報]ペイン
このペインには、Snowflakeアカウントに接続するための認証情報を入力するフィールドがあります。下表は、各フィールドに必要な内容を説明しています。
フィールド |
説明 |
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アカウント名 |
Snowflakeアカウント名を入力します。 |
クライアントID |
クライアントの登録時にSnowflakeから提供されたクライアントIDを入力します。 |
クライアントシークレット |
クライアントの登録時にSnowflakeから提供されたクライアントシークレットを入力します。 |
権限 |
権限を入力します。 |
Snowflakeの有効な認証情報を入力すると、Snowflake OAuthのDataSetを作成する際にいつでもDomoで同じアカウントを使用できます。コネクターアカウントは、Data Centerの[アカウント]タブで管理できます。このタブの詳細については「コネクターのユーザーアカウントを管理する」を参照してください。
[詳細]ペイン
このペインには、メインとなる [レポート] メニューの他、選択したレポートタイプに応じ表示・非表示となる様々なメニューが準備されています。
メニュー |
説明 |
---|---|
クエリタイプ | カスタムクエリを入力するか、クエリビルダーを使用するかを選択します。 |
ウェアハウス | 取得したいデータが格納されているウェアハウスを選択します。このリストには、あなたの認証情報にもとづいてアクセスできるすべてのウェアハウスが表示されます。 |
データベース | 取得したいデータが格納されているデータベースを選択します。このリストには、認証情報にもとづいてアクセスできるすべてのデータベースが表示されます。 |
データベーススキーマ | 取得したいデータが含まれているデータベーススキーマを選択します。このリストには、認証情報にもとづいてアクセスできるすべてのスキーマが表示されます。 |
クエリ |
データを取得するために使用するSQLクエリを入力します。クエリヘルパーパラメーターを使用して、使用可能なSQLクエリを記述できます。クエリヘルパーを使用するには、以下を実行します。
|
データベースオブジェクト | データベースオブジェクトを選択します。 |
表 | 取得するデータベーステーブルを選択します。このリストには、認証情報にもとづいてアクセスできるすべての表が表示されます。データベース表を選択しない場合は、コネクターはデータベーススキーマ全体を取得します。 |
表の列 | 取得したい表の列を選択します。このリストには、認証情報にもとづいてアクセスできるすべての列が表示されます。テーブルの列を選択しないと、コネクターは選択したデータベーステーブル全体を取得します。 |
Table Query Helper | このフィールドには、選択したフィールドにもとづいて生成されたクエリが表示されます。 |
ビュー | ビューを選択します。 |
表示列 | レポートに含める表示列を選択します。 |
クエリヘルパー | 上部のメニューから、ウェアハウス、データベース、スキーマ、表などを選択すると、利用可能なSQLクエリがこのフィールドに作成されます。このフィールドのSQLステートメントをコピーして、[クエリ]フィールドに貼り付けます。 |
フェッチサイズ | メモリのパフォーマンスのフェッチサイズを入力します。空白にすると、デフォルトサイズの1000が適用されます。DataSetにメモリ不足のエラーが発生した場合は、フェッチサイズを小さくしてください。 |
その他のペイン
スケジュール設定、再試行、オプションの更新など、コネクターインターフェースのその他のセクションについては、「データコネクターを使用してDataSetを追加する」を参照してください。
よくある質問
注意すべきAPI制限はありますか?
制限は使用するサーバー構成によって異なります。
データ更新の頻度はどのくらいですか?
DataSetは15分ごとに実行できます。ただし、クエリの実行時間によっては、DataSetの実行頻度が低くなる場合があります。
クエリの記述の際に注意すべき点はありますか?
すべての単語、テーブル名、フィールド名が正しく記述されていることを確認します。クエリのヘルプについては、[クエリヘルパー]フィールドを参照してください。
Snowflakeデータベースに接続できない理由は?IPアドレスのホワイトリスト登録が必要でしょうか?
Snowflakeデータベースに接続する前に、接続するポート上のデータベースサーバーにある多数のIPアドレスをホワイトリストに登録する必要があります。IPアドレスの詳細なリストは、「DomoでIPアドレスをホワイトリストに登録する」を参照してください。
ウェアハウス、データベース、スキーマなどのリストが正しく表示されない理由は?
Snowflakeでアカウントに入力されたユーザー権限にもとづいてアクセスできるコンテンツのみが表示されます。目的のものが見つからない場合は、権限がそのウェアハウス、データベース、テーブルなどにアクセスできることを確認してください。
Snowflakeで権限を入力しない場合、デフォルトではSYSADMIN権限が使用されます。
トラブルシューティング
- 認証が有効であることを確認してください。
- 設定を見直し、すべての必須項目が選択されていることを確認してください。
- コネクターの履歴にエラーメッセージが記録されていないかどうかを確認してください。
- まれに、多過ぎる情報をリクエストした結果、API制限またはタイムアウトに達する場合があります。記録されている場合は、コネクターの実行履歴でエラーメッセージと実行時間を確認することができます。また、取得するアカウント数やレポートのメトリクス数を減らしたり、取得するタイムフレームを短縮したりすることができます。
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