はじめに
BigQueryは、データを作成、管理、共有、クエリするためのデータプラットフォームです。DomoのGoogle BigQuery Unload V2コネクターを使用すると、Google Cloud Storageサービスを利用してBigQueryから大きな結果を取得できます。BigQuery APIについて詳しくは、ウェブサイト(https://cloud.google.com/bigquery/docs/reference/v2/)を参照してください。
Google BigQuery Unload V2コネクターは「クラウドApp」コネクターであり、クラウドに保管されたデータを取得できます。Data Centerでウィンドウ上部のツールバーで[クラウドApp]をクリックすると、これを含むほかのクラウドAppコネクターのページにアクセスできます。
このトピックでは、Google BigQuery Unload V2コネクターユーザーインターフェースに固有のフィールドとメニューについて説明します。DataSetの追加や更新スケジュールの設定、DataSet情報の編集に関する一般的な情報は、「データコネクターを使用してDataSetを追加する」を参照してください。
必要条件
BigQueryに接続してDataSetを作成するには、以下が必要です。
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JSON BigQueryサービスアカウントキー
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JSON Google Cloud Storage Serviceアカウントキー
-
DomoクライアントID
-
Domoクライアントシークレット
必要なサービスアカウントキーを生成するには、次の手順を実行します。
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Google Cloud Platform Consoleで、[IAMと管理]ページを開きます。
2. [サービスアカウント]をクリックします。
3. プロジェクトを選択して[開く]をクリックします。
4. [サービスアカウントを作成]をクリックします。
5. サービスアカウントの名前と説明を入力します。
6. [作成]をクリックします。
7. このサービスアカウントのプロジェクトへのアクセスを許可するには、[権限を選択]ドロップダウンをクリックします。
8. [プロジェクト]をクリックしてから[所有者]をクリックします。
9. 所有者が権限フィールドに表示されます。
10.[次に進む]をクリックします。
11.[キーを作成]をクリックします。
12. キーのタイプに[JSON]を選択します。
13.[作成]をクリックします。
シークレットキーがコンピューターに保存されます。
DomoクライアントIDとクライアントシークレットを作成するには、次の手順を実行します。
-
https://developer.domo.comに移動してログインします。
-
[新規クライアント]をクリックします(右上隅の[マイアカウント]の下)。
3. 新規クライアントの名前と説明を提供して、アプリケーションスコープで[データ]と[ユーザー]を選択します。
4. [作成]をクリックすると、クライアントIDとクライアントシークレットにリダイレクトされます。
5. すぐに必要になるのでクライアントIDとクライアントシークレットをコピーします。
BigQueryに接続する
このセクションでは、[Google BigQuery Unload V2コネクター]ページの[認証情報]ペインと[詳細]ペインのオプションについて説明します。このページのほかのペインの項目にある[スケジュール設定]や[DataSetに名前を付けて説明を入力] に関しては、ほとんどのタイプのコネクターで共通しています。詳細については「データコネクターを使用してDataSetを追加する」を参照してください。
[認証情報]ペイン
このペインには、BigQuery Unloadアカウントに接続するための認証情報を入力するフィールドがあります。下表では、各フィールドに必要な内容を説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
サービスアカウントキーJSON BigQuery | Google BigQuery JSONサービスアカウントキーを入力します。 |
サービスアカウントキーJSON Google Cloud Storage | Google Cloud StorageJSONサービスアカウントキーを入力します。 |
DomoクライアントID | DomoクライアントIDを入力します。 |
Domoクライアントシークレット | Domoクライアントシークレットを入力します。 |
有効な認証情報を入力した後は、新しいGoogle BigQuery Unload V2 DataSetを作成する際に常に同じアカウントを使用できるようになります。コネクターアカウントは、Data Centerの[アカウント]タブで管理できます。このタブについて詳しくは、「コネクターのユーザーアカウントを管理する」を参照してください。
[詳細]ペイン
このペインには、メインとなる[レポート]メニューのほか、選択したレポートタイプに応じて表示/非表示になる様々なメニューが含まれています。
メニュー |
説明 |
---|---|
クエリ | BigQuery SQLクエリを実行し、クエリが完了した場合に結果を返します。 |
DataSet ID | データのBigQuery DataSet IDを選択します。 BigQuery DataSetについて詳しくは、ウェブサイト(https://cloud.google.com/bigquery/docs/datasets-intro)を参照してください。 |
Google Cloud Storageのバケット名 | データをDomoに転送する際に一時保存に使用するGoogle Cloud Storageのバケット名を選択します。 |
クエリ | 実行するクエリを入力します。標準のSQLクエリのみサポートされています。例:Table_Nameから*を選択します。 |
パーティションタグを特定するパーティションクエリ | パーティションタグを特定するために、パーティションクエリを入力します。日付データを含む列は、パーティション列です。例:Table_Nameから日付を選択します。 |
強制的に文字列化 | Domoで文字列として扱う必要のあるフィールドを、カンマ区切りのリストとして入力します。 |
強制的に数値化 | Domoで数値として扱う必要のあるフィールドを、カンマ区切りのリストとして入力します。 |
データをどのように取得しますか? | データを取得する方法を選択します。 |
パーティション列の名前 | パーティション列の名前を入力します。日付データを含む列は、パーティション列です。 |
キー列をアップサート | Upsertするキー列の名前を、カンマ区切りのリストとして入力します。 |
遡る日数 | データを取得するのに遡る日数です。例:過去7日間のデータを取得するには7を指定します。 |
データローリングウィンドウ | データは指定された日数で保存されます。例:60日間データを保存するには60を指定します。 |
SQLクエリとパーティションクエリを入力する
パーティション列の名前とほかのパラメーターを入力する
データは「遡る日数」フィールドで指定された日数で取得され、「データローリングウィンドウ」フィールドで指定された日数で保存されます。
Upsertモードを使用する
その他のペイン
スケジュール設定、再試行、更新に関するオプションなど、コネクターインターフェースのそのほかのペインに表示されるオプションについては、「データコネクターを使用してDataSetを追加する」を参照してください。
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