はじめに
Domoには様々なチャートタイプを最大限に活用するための方法が豊富に用意されています。人々は組織でExcelスプレッドシートを使用してレポートを作成することに慣れているため、新しいユーザーが最初に選択するチャートタイプはテーブルチャートやテーブルカードです。テーブルカードをご覧になると、Domoで同様のExcelレポートを複製したくなるかもしれません。ただし、データを可視化してデータからストーリーを引き出すには、より適した方法が多数あります。
データを可視化する多様なチャート/カードオプション
ヒートマップ
ヒートマップでは、データカテゴリー間の関係を可視化し、アクティビティやトレンドの「ホットスポット」を強調することができます。
詳細については、「ヒートマップ」を参照してください。
ブレットチャート
目標に到達するまでの進捗を示したいデータがある場合は、ブレットカードを使用すると、進捗状況を明確に示すことができます。
詳細については、「ブレットチャート」を参照してください。
ゲージチャート
目標や予算に到達するまでの進捗状況を可視化する場合は、ゲージチャートを使用することもできます。部署の詳細を示したり、タスクやアクティビティを分類したりする場合は、カードにフィルターやドリルパスを作成することができます。
詳細については、「ゲージチャート」を参照してください。
ガントチャート
ガントチャートを使用すると、プロジェクトのスケジュールを示すことができます。例えばキャンペーンスケジューリングシステムのスケジュールや、プロジェクト管理スケジュールを示すことができます。プロジェクトやキャンペーンの各タスクは横棒チャートによって表示されます。タスクは縦軸に沿って、日付は横軸に沿って表示されます。
詳細については、「ガントチャート」を参照してください。
縦棒チャート、記号チャート、その他の棒チャート
Excelスプレッドシートのデータで比較を示したい場合は(2つの数字の違いは何か、これらの数字に何らかの傾向があるかなど)、縦棒チャートと記号チャートを使用できます。
詳細については、「棒チャート」を参照してください。
スライサーカード
スライサーカードを使用すると、Excelデータの様々なセクションを調査したり、カードを作成してそのQuick Filterをクリックすることで、データの特定のセグメントを直ちに引き出したりできます。スライサーカードでは複数の値を一度にフィルタリングし、様々なフィールドのデータを絞り込んで表示できます。
詳細については、「スライサーカード」を参照してください。
前期比チャート
前期比チャートでは、特定の日付範囲のデータを別の期間の同じ範囲のデータと比較して表示することができます。データを週単位または前期比で表示してトレンドを特定する場合は、前期比チャートタイプの中からお使いのデータに最も適したタイプを見つけることができます。
詳細については、「前期比チャート」を参照してください。
カスタムカードAppを作成する
Domoデベロッパーポータルを使用すると、カスタムカードAppを作成して、データから明確なストーリーを引き出すことができます。ある会社では独自にストップライトカードAppを作成し、緑、黄、赤のアイコン記号を使用して、データの変更状態を示しています。
詳細については、デベロッパーポータルを参照してください。
Domoチャートのプロパティとツールを活用する
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カードのカスタムアラートを作成する
カードにアラートを設定すると、(指定した)特定の条件を満たす(値が特定のしきい値を上回るまたは下回るなど)たびに通知を受け取ります。アラートの条件や頻度を選択したり、他のユーザーとアラートをシェアしたりできます。
詳細については、「アラートを作成する」を参照してください。 -
注釈機能を使用してカードのメモを作成する
Excelスプレッドシートでよく使用される「メモ」列を置き換えるには、Domoの注釈機能を使用します。
日付の注釈
グラフのデータポイントに注釈(説明文)を追加することで、閲覧者にコンテキストを提供できます。注釈はそれぞれ[注釈]サイドバーに表示されます。注釈はフラグで色分けしてあるため、ユーザーは関係のあるデータポイントとすばやく対応付けることができます。
詳細については、「日付の注釈」を参照してください。注記:この機能は日付や時刻のデータを含むチャートでのみ使用できます。日付の注釈を追加するには編集ユーザー以上のセキュリティ権限が必要です。スナップショットの注釈
Domoでカードのスナップショットをとり、注釈を追加して、他のユーザーとシェアすることができます。スナップショットツールの最も便利な機能の1つとして、注釈をテキスト、矢印、単純な図形として追加できる機能があります。これにより、注意を引きたいカード部分を強調できます。
詳細については、「スナップショットの注釈」を参照してください。 -
Personalized Data Permissionを使用して適切なユーザーに適切なデータを提供する
カード上でPersonalized Data Permissionを使用することで、ユーザーごとに関連性があるデータのみを表示することができます。例えば、多数のカテゴリーやキャンペーンを担当するマーケティング部門は、各地域全体の売上を示すマップカードのPDPを使用して、担当しているキャンペーンやカテゴリーに関する数値のみを表示できます。
詳細については、「PDPアラート」を参照してください。 -
ドリルパスを使用してデータの特定領域を表示する
データの特定の列にフィルターを設定することで、ドリルパスのレイヤーを追加することができます。ユーザーがチャート内のグラフ要素をクリックすると、その列の下層となるデータを表す他のビューへドリルダウンします。
詳細については、「ドリルパスを追加する」を参照してください。
テーブルカードのベストプラクティス
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テーブルカードの行制限について理解する
テーブルカードに表示される最大行数は、選択した列数によって異なります。スクロールを最小限に抑えるため、データの幅は6列以下、高さは6行以下に制限することをお勧めします。データの幅や高さが大きいためテーブルカードの幅や高さに収まらない場合、データをページレベルで表示することができません。このような場合、閲覧者はスクロールしないとテーブルカードに含まれているすべての情報を表示することができません。
詳細については、「テーブルカード」を参照してください。 -
Domoの色のルールを使用する
セルに様々なパターンや色を設定して管理されていたExcelデータを使用し、データの各種要素を色分けする場合は、Domoの色のルールを使用してデータの色分けをカスタマイズすることで、データの色合いをExcelの色合いに近づけることができます。
詳細については、「色のルール」を参照してください。 -
以下によって表をカスタマイズする:
- 合計行と小計行を表に追加します
- 表に書式を適用します(テキストのフォントの色、テキストの折り返し、列の幅、ヘッダー行の塗りつぶしまたはフォントの色、太字または斜体フォントスタイル、行の塗りつぶしまたはフォントの色とスタイル、ラベルなど)
- テーブルカード内にハイパーリンクを作成し、エンドユーザーのナビゲーションを容易にします
表のカスタマイズの詳細については、「テーブルカード」を参照してください。 -
テーブルカードは、表以外のグラフィックを使用してBeast Modeを書き込みまたは検証する場合に便利です。例えば、Beast Modeで使用されている列をテーブルカードに引き込み、Beast Modeの結果を右端または左端に配置することができます。結果と入力を並べて表示し、数式ステートメントや論理ステートメントのスポットチェックを行うことができます。これにより、Beast Modeの結果に自信を持つことができます。その後、カードを表から取り除き、別の可視化スタイルに切り替えて、Beast Modeを使用できます。
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