はじめに
Microsoft OneDrive for Businessは、ビジネス用オンラインファイル共有とパーソナルクラウドコンテンツ管理サービスです。OneDrive APIについての詳細は、https://msdn.microsoft.com/en-us/lib.../dn659752.aspxを参照してください。
OneDrive for Businessアカウントには、Data Centerから接続します。このトピックでは、 OneDrive for Businessコネクターユーザーインターフェイスに固有のフィールドとメニューについて説明します。DataSetの追加や更新スケジュールの設定、DataSet情報の編集に関する一般的な情報については、「データコネクターを使用してDataSetを追加する」を参照してください。
必要条件
OneDrive for Businessアカウントに接続してDataSetを作成するには、以下が必要です。
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OneDrive for BusinessクライアントID
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OneDrive for Businessクライアントシークレット
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Microsoftのユーザー名とパスワード
Microsoft Graphを使用する場合は、新しく登録したアプリを使用するか、既存のアプリを使用するかによって、redirect_uriを別のURLに設定する必要があります。
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新しく登録したアプリを使用する場合は、redirect_uriをhttps://oauth.domo.com/api/data/v1/oauth/providers/onedrive-business/exchangeに設定します。
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既存のアプリを使用する場合は、redirect_uriをhttps://oauth.domo.com/api/data/v1/oauth/providers/microsoft-onedrive-business/exchangeに設定します。
OneDrive for BusinessのクライアントID、クライアントシークレットを取得し、SharePoint Server 2016を使用してアプリを登録する手順については、https://dev.onedrive.com/app-registration-server.htmを参照してください。
Microsoft Graphにアプリを登録する手順については、https://docs.microsoft.com/en-us/onedrive/app-registration.htmを参照してください。
OneDrive for Businessアカウントに接続する
このセクションでは、Domoにアクセスするために必要なMicrosoftの アクセス許可] 設定を列挙するとともに、OneDrive for Businessコネクター] ページの 認証情報] および 詳細] ペインのオプションについて説明します。このページのほかのペインの項目である スケジュール設定] や DataSetの名前と説明] に関しては、ほとんどのタイプのコネクターで共通しています。詳細については「データコネクターを使用してDataSetを追加する」を参照してください。
Microsoftのアクセス許可
Microsoftで正しいアクセス許可を持っていると、Microsoft OneDrive for Businessコネクターを使用してDomoが効果的にデータにアクセスできます。これらのアクセス許可を設定するために必要な手順は、アプリの登録時期によって異なります。新しく登録されたアプリはOffice 365探索サービスにアクセスできません。既存のアプリは、2019年11月1日までこのサービスを使用できます。
既存のアプリのアクセス許可を設定する
これらの手順は、既存のアプリにのみ関係します。APIごとに、次の手順に従う必要があります。
- Microsoft Azureポータルで、APIアクセス] の下の 必要なアクセス許可] に移動します。API] で Office 365 SharePoint Online] を選択し、委任されたアクセス許可] で、ユーザー ファイルの読み取りと書き込み] と ユーザー ファイルの読み取り] のボックスにチェックマークを入れます。
2. 次に、API] で、Windows Azure Active Directory] を選択します。委任されたアクセス許可] で、ディレクトリ データの読み取り] のボックスにチェックマークを入れます。
3. 最後に、API] で、Microsoft Graph] を選択します。委任されたアクセス許可] で、あなたがアクセス権を持つ全てのファイルの読み取り] のボックスにチェックマークを入れます。
新しいアプリのアクセス許可を設定する
これらの手順は、新しいアプリにのみ関係します。
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https://apps.dev.microsoft.com/に移動してサインインします。
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アプリの追加] をクリックします。
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アプリに名前を付けます。
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作成] をクリックします。
表示されるApp IDがClientIDです。
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新しいパスワードを生成] をクリックします。
今後再び表示されることはないため、この情報は保存しておいてください。これがSecretになります。
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OK] をクリックします。
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プラットフォームの追加] をクリックします。
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Web] を選択します。
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リダイレクト URL] フィールドに、URL https://oauth.domo.com/api/data/v1/oauth/providers/microsoft-onedrive-business/exchangeを入力します。
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保存] をクリックします。
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Files.Read.Allのアクセス許可を追加します。
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保存] をクリックします。
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Domoに移動し、ClientIDとSecretを使用して接続します。
認証情報] ペイン
このペインには、 OneDrive for Businessアカウントに接続する認証情報の入力フィールドが含まれています。下表では、各フィールドに必要な内容を説明しています。
フィールド |
説明 |
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クライアントID |
OneDrive for BusinessクライアントIDを入力します。 |
クライアントシークレット |
OneDrive for Businessクライアントシークレットを入力します。 |
これらの認証情報を入力すると、Microsoftログイン画面が表示されます。ここに、Microsoftアカウントのユーザー名とパスワードを入力します。接続に成功したら、いつでも同じアカウントを使用して、新しいOneDrive for Business DataSetを作成できます。コネクターアカウントは、Data Centerの アカウント] タブで管理できます。このタブの詳細については、「コネクターのユーザーアカウントを管理する」を参照してください。
[詳細]ペイン
このペインには、メインの[レポート]メニューの他、選択したレポートタイプに応じて表示/非表示になるその他様々なメニューがあります。
メニュー |
説明 |
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レポート |
実行するOneDrive for Businessレポートを選択します。以下のレポートが利用できます。
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アドレス指定 | アイテムのアドレス指定がIDベース(ファイルまたはフォルダ名を指定)か、パスベース(ファイルパスを指定)かを指定します。 | ||||||||||||||||
パス | レポートを取得するファイルまたはフォルダの相対パスを入力します。例:/Documents/test.csv | ||||||||||||||||
ファイル/フォルダ名 | 取得するMS OneDriveファイル/フォルダの名前(または名前の一部)を拡張子なしで入力します。コネクター は、日付フィールド] メニューで選択した内容に基づき、名前が一致するものから、最後に作成または変更したファイルを返します。 | ||||||||||||||||
マッチタイプ | 取得するファイルのファイル名が ファイル名] で入力した名前から始まるのか、それともファイル名にその名前が含まれるのかを指定します。 | ||||||||||||||||
親フォルダ/親フォルダ名 | 完全なフォルダ名(大文字小文字の区別なし)を入力して、ファイル検索を特定フォルダのルートコンテンツに限定します。サブフォルダは無視されます。これを空白にすると、自分がアクセスできるすべてのフォルダのすべてのファイルが検索の対象になります。 | ||||||||||||||||
日付のフィールド |
ファイルを作成日または最終変更日のどちらで取得するかを指定します。これは、[ファイル名]に入力した名前が複数のファイルに含まれている場合に便利です。 |
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ファイルタイプ | 取得するデータファイルのファイルタイプを選択します。 | ||||||||||||||||
パスワード保護されていますか? | ファイルがパスワード保護されているかどうかを選択します。 | ||||||||||||||||
シート名 | 指定したスプレッドシートで取得するシート名を入力します。 | ||||||||||||||||
圧縮ファイルを検索するのに使うファイル名またはファイル名の一部 | 取得する圧縮ファイル名を入力します。空白のままにすると、最初の圧縮ファイルを取得します。 | ||||||||||||||||
圧縮ファイルタイプ | 取得する圧縮データファイルのファイルタイプを選択します。 | ||||||||||||||||
ドライブID | 情報を取得するドライブを選択します。 |
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