はじめに
PostgreSQLは、広く使用されているオープンソースのリレーショナルデータベース管理システムです。 DomoのPostgreSQLコネクターを使用すると、PostgreSQLデータベースからデータを取得し、カスタムレポートを作成することができます。SQLクエリを入力することにより、必要なデータを指定することができます。PostgreSQL APIに関する詳細は、PostgreSQLのウェブサイトをご覧ください(https://www.postgresql.org/docs/)。
PostgreSQLコネクターは「データベース」コネクターです。つまり、クエリを使用してデータベースからデータを取得します。Data Centerでは、ウィンドウ上部のツールバーで[データベース]をクリックすることで、これを含む他のデータベースコネクターのページにアクセスできます。
PostgreSQLデータベースには、 Data Centerから接続します。このトピックでは、PostgreSQLコネクターユーザーインターフェースに固有のフィールドとメニューについて説明します。DataSetの追加や更新スケジュールの設定、DataSet情報の編集に関する一般的な情報は、「 データコネクターを使用してDataSetを追加する」を参照してください。
主な使用事例 |
このコネクターは、データベース内の情報をDomoに取り込むのに適しています。 |
主なメトリクス |
該当なし |
社内における主なロール |
|
平均導入時間 |
10時間以内 |
使いやすさ(1~10の段階。1が「最も使いやすい」) |
9 |
ベストプラクティス
-
読み取り専用クエリのみを使用します。
-
「Append」ではなく「Replace」を使用します。
必要条件
PostgreSQLデータベースに接続しDataSetを作成するには、以下が必要です。
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PostgreSQLデータベースのログインに使用するユーザー名とパスワード
-
データベースのホスト名
-
データベースのポート番号
-
データベース名
CA証明書テキストまたはURLパスは、[証明書タイプ]メニューで[証明書テキスト]または[URLパス]をそれぞれ選択した場合のみ、必要になります。
PostgreSQLデータベースに接続する前に、データベースサーバーの接続ポートでIPアドレスをいくつかホワイトリストに登録する必要があります。IPアドレスの詳細なリストは、「コネクターのIPアドレスをホワイトリストに登録する」を参照してください。
PostgreSQLデータベースに接続する
このセクションでは、[PostgreSQLコネクター]ページの[認証情報]および[詳細]ペインのオプションについて説明します。このページ内のほかのペインに含まれるコンポーネントである[スケジュール設定]や[DataSetに名前を付けて説明を入力]に関しては、ほとんどのタイプのコネクターで共通しています。詳細については「データコネクターを使用してDataSetを追加する」を参照してください。
[認証情報]ペイン
このペインには、データベースに接続するための認証情報の入力フィールドが表示されます。以下の表で、各フィールドについて説明します。
フィールド |
説明 |
---|---|
ユーザー名 |
PostgreSQLのユーザー名を入力します。 |
パスワード |
PostgreSQLのパスワードを入力します。 |
ホスト |
SQLデータベースのホスト名を入力します。例:db.company.com |
ポート |
データベースのポート番号を入力します。 |
証明書 |
CA証明書用テキストを貼り付けるか、証明書がある場所のURLを入力します。これはオプションです。証明書を含めない場合は、[証明書タイプ]メニューで[証明書なし]を選択します。 |
証明書タイプ |
証明書のタイプを選択します。証明書を含めない場合は、[証明書なし]を選択します。[証明書テキスト] を選択する場合は、[証明書]に証明書のテキストを貼り付ける必要があります。[URLパス]を選択する場合は、証明書が保存されている場所のURLを[証明書]に入力する必要があります。 |
データベース |
SQLデータベース名を入力します。 |
有効なPostgreSQL認証情報を一度入力しておくと、随時同じアカウントを使用して新しいPostgreSQL DataSetを作成することができます。コネクターのアカウントはData Centerの[アカウント]タブで管理できます。このタブの詳細については、「コネクターのユーザーアカウントを管理する」を参照してください。
[詳細]ペイン
このペインで、SQLクエリを作成して、データベースからデータを取得します。
メニュー |
説明 |
---|---|
SQLクエリ |
必要なデータを選択するための構造化照会言語(SQL)クエリを入力します。例: select * from Employee |
フェッチサイズ |
メモリのパフォーマンスのフェッチサイズを入力します。空白にすると、デフォルトサイズの10,000が適用されます。「メモリが足りません」というメッセージが表示されたら、フェッチサイズを小さくします。
|
その他のペイン
スケジュール設定、再試行、オプションの更新など、このページ以外のセクションに記載されているコネクターインターフェースについては、「データコネクターを使用してDataSetを追加する」を参照してください。
トラブルシューティング
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適切なIPアドレスがホワイトリストに登録されたことを確認します(IPアドレスのリストについては、「必要条件」 を参照してください)。
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フェッチサイズの縮小を試みるか、空白のままにします。
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