はじめに
Microsoft Exchange Serverは、ユーザーのメールを保存するためのメールボックスを備えた集中ハブとして機能する、メールサーバーまたはメッセージングプラットフォームです。Microsoft Exchange Serverについての詳細は、同社のページ(https://docs.microsoft.com/en-us/exc...xchserver-2019)を参照してください。
このコネクターを使用するには、まずMicrosoft Azure Web Appを作成して必要な権限を設定する必要があります。これについては、後述の「必要条件」で説明しています。
Microsoft Exchange Metrics RESTアカウントには、Data Centerから接続します。このトピックでは、Microsoft Exchange Metrics RESTコネクターユーザーインターフェースに固有のフィールドとメニューについて説明します。DataSetの追加や更新スケジュールの設定、DataSet情報の編集に関する一般的な情報については、「データコネクターを使用してDataSetを追加する」を参照してください。
必要条件
Microsoft Exchange Metricsアカウントに接続してDataSetを作成するには、以下が必要です。
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Microsoft Azure Web Appから取得した顧客クライアントIDとクライアントシークレット
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Microsoftアカウントの認証情報
Azure Appを設定する
Microsoft Exchange Metricsアカウントとの接続を作成するには、最初にMicrosoft Azure Web Appを作成して、必要なクライアントIDとシークレットを取得する必要があります。
Azure Appを設定するには
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Azureポータルにログインします。
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[Azure Active Directory] > [アプリの登録] > [新しいアプリケーションの作成] を選択します。
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[名前] フィールドに、アプリケーションの名前を入力します。
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[アプリケーションの種類] メニューで、[Web アプリ/API] を選択します。
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[サインオン URL] に、アプリケーションのサインオンURL(www.yourcompanyname.com)を入力します。
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[作成] をクリックします。
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アプリケーションをクリックします。
ここに表示される [アプリケーション ID] は、Domoの [接続] ペインに入力するクライアントIDになります。
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[設定] > [返信URL] を選択します。
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フィールドに次のURLを入力し、[保存]をクリックします。
https://oauth.domo.com/api/data/v1/oauth/providers/microsoft-exchange-metrics-rest/exchange
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[設定] > [必要な権限] > [追加] > [Microsoft Graph] > [保存] を選択します。
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次の権限を設定します。
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[アクセス権を与えたデータへのアクセスを管理します]
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[すべての使用状況レポートの読み取り]
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[ユーザー コンテンツと共有コンテンツの読み取り]
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[ユーザー カレンダーと共有カレンダーの読み取り]
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[ユーザーがアクセス権を持つすべてのファイルの読み取り]
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[設定] > [必要な権限] > [追加] > [Windows Azure Active Directory] > [保存] を選択します。
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次の権限を設定します。
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[サインインとユーザー プロファイルの読み取り]
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[すべてのユーザーの基本プロファイルの読み取り]
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[設定] > [必要な権限] > [権限を付与] > [はい] を選択します。
注記:場合によっては、管理者が権限を承認しなければならないことがあります。承認しないと、「アプリケーションのアクセス許可を付与できませんでした」というメッセージが表示されます。
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[設定] > [キー] > [新しいキーを作成] を選択します。
これは、Domoの [接続] ペインに入力するクライアントシークレットになります。今後再び表示されることはないため、この情報は保存しておいてください。
Microsoft Exchange Metricsアカウントに接続する
このセクションでは、[Microsoft Exchange Metricsコネクター] ページの [認証情報] および [詳細] ペインのオプションについて説明します。このページの他のペインの項目である [スケジュール設定] や [DataSetの名前と説明] に関しては、ほとんどのタイプのコネクターで共通しています。詳細については「データコネクターを使ってDataSetを追加する」を参照してください。
[認証情報] ペイン
このペインには、Microsoft Exchange Metricsアカウントに接続するための認証情報を入力するフィールドがあります。下表では、各フィールドに必要な内容を説明しています。
フィールド |
説明 |
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クライアントID |
Microsoft Exchange MetricsクライアントIDを入力します。 |
クライアントシークレット |
Microsoft Exchange Metricsクライアントシークレットを入力します。 |
クライアントIDとクライアントシークレットを入力すると、MicrosoftのOAuthページに移動します。ここでは、メール、電話番号、またはMicrosoftアカウントに関連付けられているSkype名を入力するよう求められます。一度接続しておくと、いつでも同じアカウントを使用して新しいMicrosoft Exchange Metrics DataSetを作成できるようになります。コネクターアカウントは、Data Centerの [アカウント] タブで管理できます。このタブの詳細については、「コネクターのユーザーアカウントを管理する」を参照してください。
[詳細] ペイン
このペインには、メインの[レポート]メニューの他、選択したレポートタイプに応じて表示/非表示になるその他様々なメニューがあります。
メニュー |
説明 |
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レポート |
実行するMicrosoft Exchange Metricsレポートを選択します。以下のレポートが利用できます。
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パラメータータイプ |
データの取得対象を、選択した期間([期間])か、指定した日付または日付範囲([日付])のいずれにするかを選択します。 |
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期間 |
取得するデータの日数を選択します(「D」は日数を表します。つまり、[D7] であれば7日間のデータを取得し、[D30] であれば30日間のデータを取得することになります)。 |
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期間 |
特定の日付に対して、または日付範囲に対してデータを取得するかどうかを選択します。 |
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レポートの日付 |
レポートのデータが特定の日付か、または今日から何日前までのものかを選択します。 |
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特定の日付を選択 |
レポートの日付を選択します。 |
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遡る日数 |
レポートに表示する過去日数を入力します。 |
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開始日 |
日付範囲の最初の日付が特定の日付か相対的な日付かを指定します。範囲の最後の日付は、[終了日]で選択します。 |
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終了日 |
日付範囲の2番目の日付が特定の日付か、相対的な日付かを指定します。日付範囲の最初の日付は[開始日]で選択します。 |
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特定の開始日を選択 |
日付範囲の最初の日付を選択します。 |
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特定の終了日を選択 |
日付範囲の2番目の日付を選択します。 |
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開始日まで遡る日数 |
レポートで表示する過去の日のうち、現在から最も遠い日までの日数を入力します。[終了日まで遡る日数]と組み合わせることによって、表示日数の範囲を作成できます。 例えば、[開始日まで遡る日数] に10、[終了日まで遡る日数] に5を入力した場合、レポートには、今日から数えて10日前から5日前のデータが含まれます。 |
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終了日まで遡る日数 |
レポートで表示する、直近の日までの日数を入力します。[開始日まで遡る日数]と組み合わせることによって、表示される日の範囲を作成できます。 例えば、[開始日まで遡る日数]に10、[終了日まで遡る日数]に5を入力した場合、レポートには、今日から数えて10日前から5日前のデータが含まれます。 |
その他のペイン
スケジュール設定、再試行、更新に関するオプションなど、コネクターインターフェースのその他のペインに表示されるオプションについては、「データコネクターを使用してDataSetを追加する」を参照してください。
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