はじめに
2018年8月1日にSalesforceのAPIが変更されたため、Domoでは新しいSalesforceコネクターとSalesforce Advancedコネクターをリリースします。これらのコネクターは、Salesforce App StoreからインストールされるSalesforce管理パッケージと連動します。新しいバージョンでは、Salesforce管理者はDomo Salesforceコネクターを使用できるユーザーをSalesforce内で制限できるため、管理が簡単になり、セキュリティを強化できます。
現在のDataSetは引き続き動作しますか?
現在すべてのSalesforceとSalesforce AdvancedコネクターのDataSetは、Salesforce管理パッケージと連動しておらず、コネクターを機能させるためにインストールする必要が生じるような依存関係はありません。既存のDataSetは2018年9月1日まで引き続き動作します。
新しいSalesforce DataSetを作成するには、どうすればよいですか?
2018年8月1日以降、新しく作成されたDataSetを正しく機能させるには、Salesforce App StoreからSalesforce管理パッケージをダウンロードする必要があります。
2018年9月1日より前にSalesforce管理パッケージをインストールしない場合、どうなりますか?
SalesforceまたはSalesforce Advancedコネクター経由でDomoにデータを取り込むSalesforceインスタンスは、Salesforce管理パッケージがインストールされるまで機能を停止します。
Salesforce管理パッケージをダウンロードしてインストールする方法の詳細については「Domoコネクターパッケージをインストールする」を参照してください。
Salesforce.comは世界で最もよく使用されている顧客関係管理(CRM)製品を提供しています。DomoのSalesforce Advancedコネクターを使用すると、既に設定されている表形式レポートをインポートしたり、所定のSalesforceオブジェクトからフィールドを取得したりできます。SalesforceのAPIについて詳しくは、SalesforceのWebサイト(https://trailhead.salesforce.com/en/content/learn/modules/api_basics)を参照してください。
Salesforceのアカウントには、Data Centerから接続します。このトピックでは、Salesforceコネクターのユーザーインターフェースに固有のフィールドとメニューについて説明します。DataSetの追加や更新スケジュールの設定、DataSet情報の編集に関する一般的な情報については「データコネクターを使用してDataSetを追加する」を参照してください。
必要条件
Salesforceアカウントに接続してDataSetを作成するには、Salesforceの認証情報が必要です。Salesforce AppExchangeからインストールしたDomoコネクターパッケージも必要となります(2018年8月1日以降は必須。インストール手順については次のセクションを参照)。
Domoコネクターパッケージをインストールする
Salesforce AppExchangeにある「Domoコネクターパッケージ」を使用して、Salesforceユーザーは、SalesforceのデータをDomoにインポートできます。この手順に沿ってAppExchangeからコネクターパッケージをダウンロードし、インストールします。
DomoのSalesforce管理パッケージをインストールするには
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Salesforceにログインします。
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Salesforce AppExchange(https://appexchange.salesforce.com)に移動し、「Domoコネクターパッケージ」を検索してクリックします。
またはhttps://appexchange.salesforce.com/a...A00000EcrsyUABに直接移動することもできます。 -
[今すぐ取得]をクリックします。
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インストール先として本番環境かサンドボックスを選択します。
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利用規約を確認した後、「利用規約を読み終え、利用規約に合意します」というボックスにチェックを入れます。
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[確認してインストール]をクリックします。
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[すべてのユーザーに対してインストール]タイルをクリックします。
詳細については、Salesforceのドキュメント(https://help.salesforce.com/articleV...ges.htm&type=5)を参照してください。
Salesforceアカウントに接続する
このセクションではSalesforceコネクターページの [認証情報] と [データの選択] ペインのオプションについて説明します。このページの他のペインのオプションである[スケジュール設定]と[DataSetに名前を付けて説明を入力]については、ほとんどのコネクターで共通しています。詳細については、「データコネクターを使用してDataSetを追加する」を参照してください。
[認証情報] ペイン
Salesforce Advancedコネクターは、接続にOAuthを使用しており、Domo内で認証情報を入力する必要はありません。希望するSalesforce環境として、[Sandbox] または [Salesforce] を選択し、[接続] をクリック(Domoに既存のSalesforceアカウントがある場合は [アカウントを追加] を選択)します。開いたSalesforceのOAuth画面で、Salesforceの認証情報を入力できます。有効なSalesforceの認証情報を一度入力しておくと、随時同じアカウントを利用して新しいSalesforce DataSetを作成できます。コネクターのアカウントはData Centerの[アカウント]タブで管理できます。このタブの詳細については、「コネクターのユーザーアカウントを管理する」を参照してください。
[データの選択] ペイン
このペインから、DomoがSalesforceからデータを取得する際の4つの異なる経路にアクセスできます。それぞれの経路については、以下で説明します。
オブジェクトとフィールドを参照
このオプションを使うと、Salesforceオブジェクトを選択し、関連するフィールドとリレーションシップを定義できます。ここで選択する設定オプションは全て、SOQLクエリに反映され、[クエリ] タブに自動で生成されます。
以下の表では、この経路を選択した場合に利用できる設定オプションをまとめています。
オプション |
説明 |
---|---|
使用するSalesforceオブジェクトの選択 |
DomoにインポートするSalesforceオブジェクトを選択します。 |
取得するフィールド |
取得するフィールドを全て選択します。必要な数のフィールドを選択できます。オブジェクトをドリルダウンして、オブジェクトの下にあるフィールドを表示するか、[検索] ボックスを使用して特定のフィールドを検索できます。 |
日付でのフィルター |
日付フィルターオプションを選択します。作成日、最終アクティビティの日、最終閲覧日など、多数のオプションがあります。 |
含めるリレーションシップ |
DataSetに含めるリレーションシップを全て選択します。 |
列名のスタイル |
Salesforceの内部名またはラベルを、DataSetの列名として使用するかどうか選択します。 |
全てのフィールドを取得 |
親オブジェクトの下にある全てのフィールドが選択されている場合、Salesforceから新しいフィールドを自動的に取得するかどうかを選択します。 |
取得するレコードのタイプ |
削除済みレコードを含む全てのレコードをインポートするか、アクティブなフィールドのみインポートするかを指定します。 |
スキーマをリセット |
クエリやフィールドの選択が変更された場合に、DataSetの列をリセットするかどうかを指定します。 |
クエリ
このオプションを使うと、クエリ入力でSalesforceからDomoにデータを出力します。
オプション |
説明 |
---|---|
SOQLクエリを入力 |
必要なSOQLクエリを入力します。[オブジェクトとフィールドを参照] タブで設定オプションを指定すると、クエリがここに自動生成されます。ただし、必要であればクエリを編集することも、全く新しいクエリを入力することもできます。 |
データの取得:取得するレコードのタイプ |
削除済みレコードを含む全てのレコードをインポートするか、アクティブなレコードのみインポートするかを指定します。 |
スキーマオプション:スキーマをリセット |
クエリやフィールドの選択が変更された場合に、DataSetの列をリセットするかどうかを指定します。 |
表形式レポート
メニュー |
説明 |
---|---|
Salesforce表形式レポートを選択 |
Salesforceからインポートする表形式レポートを選択します。
|
データに表示するユニークキーを選択 | DataSetのユニークキーを選択します。2,000行を超えるデータをインポートする際には必須となります。 |
レポートで返される日付形式を選択 | レポートで日付をどうフォーマットするか選択します。 |
共有ルール設定
レポート作成時のエラー発生リスクを軽減するため、このオプションはロックされます。
その他のペイン
スケジュール設定、再試行、オプションの更新など、このページにないセクションに記載のコネクターのインターフェースについては、「データコネクターを使用してDataSetを追加する」を参照してください。
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