はじめに
列名の変更、カスタムのソート順の作成、値のフィルター処理など、基本変換に使用するBeast Mode計算の記述方法については、この記事を参照してください。
列名の変更
計算を使ってデータ内の列の名前を変更することができます。例えば、列の名前を「daily_total」 から 「Daily Total」へ変更するには、以下のコードで計算名「Daily Total」を作成します。
`daily_total`
列の合計を出したい場合は、以下のコードを使用します。
sum(`daily_total`)
計算を保存したら、新しい列名を [列] リストでクリックすると、自分のカードにその列が表示されます。
列の値の変更
列の指定された値は、計算を使って他の値と置き換えることができます。例えば、「Employee Last Name (社員の姓)」という列があり、その列の「Janssen」というインスタンスをすべて「Janssen-Soderquist」に置き換えたい場合、以下のコードを使って計算を作成します。
case when `Employee Last Name` = 'Janssen'
then 'Janssen-Soderquist'
else `Employee Last Name`
end
列の値へのフィルターの適用
列の値にフィルターをかけるには、計算を作成し、フィルターを設定して目的の値が入っているフィールドを含めるか除外するよう設定します。例えば、アメリカの州の列があるとして、State = TX
を除外したい場合は次のコードを使用します。
case when `State` = 'TX'
then 0
else 1
end
その上で、列に0が含まれないものを選び出すフィルターを設定します。
別の方法として、除外したい値が複数ある場合は、
case when `State` in ('NY', 'TX')
then 0
else 1
end
そして列に0を含まないものを選び出すフィルターを設定します。
またはパターンを探している場合は、
case
when `State` like '%TX%' then 0
when `State` like '%NY%' then 0
else 1
end
そして列に0を含まないものを選び出すフィルターを設定します。
ソート順の強制
Beast Modeは任意の方法でデータをソートすることができます。
CASE
WHEN `Development Status` = 'Requested' THEN 1
WHEN `Development Status` = 'In Development' THEN 2
WHEN `Development Status` = 'Code Complete' THEN 3
WHEN `Development Status` = 'Data Mapping' THEN 4
WHEN `Development Status` = 'Ready' THEN 5
WHEN `Development Status` = 'Deployer' THEN 6
WHEN `Development Status` = 'Forecasted' THEN 7
WHEN `Development Status` = 'Hold' THEN 8 ELSE 0
END
数値で列をソートします。
テキストからの数字の削除
テキストフィールドから数字を削除するには(例えば、フィールドに名前とID番号が含まれていて、名前だけが必要な場合)、次のようなBeast Mode計算を使用します。
SUBSTRING(`text_Field`,INSTR(`text_Field`,' ')+1)
text_Fieldテキストは、数字を削除する列の名前に置き換えます。これにより、最初のスペースから右端までの文字列を取得できます。
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