はじめに
会社のグローバルなコーポレートタイムゾーンを指定することができます。または自分個人の Domo のタイムゾーンを設定することもできます。Domoのタイムゾーンに関するFAQについては、「タイムゾーンの問題に関するよくある質問」を参照してください。
タイムゾーンの設定を変更できるのは、デフォルトの[管理者]セキュリティ権限が設定されているユーザーと、[すべてのカンパニー設定を管理]オプションが有効になっているカスタムロールが設定されているユーザーだけです。デフォルトのセキュリティ権限の詳細については、「デフォルトのセキュリティ権限リファレンス」を参照してください。カスタムロールの詳細については「カスタムロールを管理する」を参照してください。
ビデオ - 会社のタイムゾーンを調整する
グローバルタイムゾーンを設定する
グローバルなコーポレートタイムゾーンが指定されていると、
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視覚化の際、指定されたコーポレートタイムゾーンがデフォルトで使用されます
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日付は、コーポレートタイムゾーンの午前0時に切り替わります
ステータス |
説明 |
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無効 |
グローバルコーポレートタイムゾーンの設定が無効だと、DATETIME をコーポレートタイムゾーンに変換することができません。DATETIMEデータには、「2014-08-14 15:05:30」などの情報が設定されます。データ内のすべてのDATETIMEフィールドは、現在の時刻がUTC(世界協定時)であるという前提で視覚化されます。例えば、所在地がニューヨークシティで、データのタイムスタンプがUTCの場合、UTCは米国東部時間よりも5時間進んでいるため、日付は7:00PM に変わります。新しいタイムゾーンを設定することによって、これが解消されます。ただし、データのタイムスタンプがすでに米国東部時間になっている場合、新しいタイムゾーンを設定する必要はありません。 |
有効 |
会社のグローバルなタイムゾーン設定が有効になっている場合、Domoに送信されるすべてのDATETIMEデータのタイムゾーンがUTC(協定世界時)になっている必要があります。チャートの表示時、DATETIME データは UTC からタイムゾーン設定に変更されます。データは変更されません。このタイムゾーン設定は、Domo 内のすべてのDataSetに適用されます。会社のグローバルなタイムゾーン設定がデータ内のDATEフィールドに影響することはありません。タイムゾーン設定の影響を受けるのはDATETIMEフィールドだけです。 |
グローバルコーポレートタイムゾーンを設定するには、
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[その他]>[管理者]をクリックします。
管理者設定が表示されます。 -
左ナビゲーションパネルで[カンパニー設定]を展開して[カンパニー概要]を選択します。
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[タイムゾーン]の横にある[変更]をクリックします。
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地図上の該当地域をクリックするか、タイムゾーンのメニューで主要都市を選択して[保存]をクリックします。
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[保存] をクリックします。
グローバル言語を設定する
Domoプラットフォームで、該当地域の日付と数値の形式をグローバルに設定することができます。ここで設定した形式を使用して、数値、財務情報、日時情報が表示されます。
会社のグローバル言語を設定するには:
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[その他]>[管理者]をクリックします。
管理者設定が表示されます。 -
左ナビゲーションパネルで[カンパニー設定]を展開して[カンパニー概要]を選択します。
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[言語]の横にあるドロップダウンメニューをクリックして、目的の言語(地域)を選択します。
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[保存]をクリックします。
個人のタイムゾーンを設定する
自分個人の Domo のタイムゾーンを設定することができます。この処理は[設定]メニューで行います。
個人のタイムゾーンを設定するには、
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自分のユーザープロフィール写真をクリックします。
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をクリックします。
[設定]ページが表示されます。 -
[クリックしてタイムゾーンを変更]をクリックします。
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地図上の該当地域をクリックするか、タイムゾーンのメニューで主要都市を選択して[保存]をクリックします。
個人用の言語を設定する
自分専用の日付形式と数値形式を設定することができます。ここで設定した形式を使用して、数値、財務情報、日時情報が表示されます。この処理は[設定]メニューで行います。
個人のタイムゾーンを設定するには、
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自分のユーザープロフィール写真をクリックします。
-
をクリックします。
[設定]ページが表示されます。 -
[言語]のドロップダウンをクリックして、目的の言語(地域)を選択します。
Domoによる日時データの処理方法
会社全体のタイムゾーン設定を変更する場合も、自分専用のタイムゾーン設定を変更する場合も、その変更がデータや視覚化にどのうように影響するのかを理解することが非常に重要です。
Domoインスタンス内でタイムゾーンが設定されている場合:
- 選択したタイムゾーンとUTCとの間の時差が、すべての日時の値に加算または減算されます。たとえば、タイムゾーンとしてPST(太平洋標準時)を選択すると、すべての日時データ列の値から8時間が減算されます。
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DataSetプレビューでの表示用としてタイムゾーンがレンダリングされます。
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カードでの表示用としてタイムゾーンがレンダリングされます。
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Beast Modeの計算式でタイムゾーンが使用されます。
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ページとカードに表示される日付単位(日/週/月)では、選択したタイムゾーンが優先されます。選択したタイムゾーンは、UTCではなく会社時間の深夜0時に適用されます。
タイムゾーンに関するその他の考慮事項
- タイムゾーンの変換処理により、日付の値と時刻の値が影響を受けることはありません。影響を受けるのは、日付と時刻が一緒になっている日時の値だけです。
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Domo内に読み込まれた日時の値は、すべてUTCの値として表示されます。
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Domo内に読み込まれたDataSetにPSTの日時の値が含まれていても、Domoがそれを認識することはできません。すべての日時データがUTCデータとして変換されるため、PSTデータについては、時差として8時間が減算された値に変換されます。
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会社のタイムゾーン設定を変更しても、未加工データの値が影響を受けることはありません。
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会社のタイムゾーンがUTCに設定されていて、データベース内に「2016-12-07T15:00:00」という値が含まれている場合、タイムゾーン設定をPSTに切り替えても、この値が変更されることはありません。日時データが自動的に変換されるのは、データのレンダリングを実行した場合だけです。
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ユーザーが自分で管理するタイプのDataSet(Excel、Box、Googleスプレッドシート、アップロードファイルなど)をインポートしても、日時の値がUTCに変換されることはありません。そのため、こうしたDataSetをインポートする前に、DataSet内のデータをUTC形式で保存する必要があります。
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特定のクラウドAppコネクター(Qualtrics、Adobe Analytics、SurveyMonkeyなど)からデータをインポートしても、日時の値がUTCに変換されることはありません。ただし、ほとんどのクラウドAppコネクターの場合、デフォルトでUTC形式の値が設定されています。
重要:タイムゾーンの変換を正しく行うため、クラウドAppコネクターからインポートするデータの日時の値がUTC形式になっているかどうかを、必ず確認してください。 -
[日付タイムゾーンをシフト変換]オプションがDataSetジョブに適用されていない場合、Workbenchをアップロードしても日付の値がUTCに変換されることはありません。
注記:Workbench DataSetジョブに対してスケジュールされている実行時間は、Workbenchがインストールされているマシンのクロックに従います。そのため、会社のタイムゾーン設定がWorkbenchのスケジュールに影響することはありません。 -
DataSetの実行時間は、UTCの値を使用してスケジュール設定されます。スケジュールフィールドの横には、UTCラベルが表示されます。
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DataSetとDataFlowの[履歴]タブに表示される実行時間が影響を受けることはありません。これらの実行時間は、[履歴]タブを表示するコンピューターで設定されているタイムゾーンに基づいて表示されます。
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DataFlowは、変換後の値ではなく、データベース内の未加工データの値に基づいて動作します。
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DataFlowの日時フィールドの値(未加工の値)を使用して値をグループ化すると、変換後の値を使用してカード上の値をグループした場合とは異なる計算結果になります。
ヒント:DataFlow内でSUBDATE
関数またはADDDATE
関数を使用すると、日時データ列の値を手動で調整することができます。詳細については、「Beast Mode関数」を参照してください。
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DataFlowとBeast Modeの動的な日時値の関数が、インスタンス内のタイムゾーン設定に影響を受けることはありません。以下に示す関数は、日時の値として必ずUTCを参照します。
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CURDATE()
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CURRENT_DATE()
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CURRENT_TIME()
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CURRENT_TIMESTAMP()
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CURTIME()
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NOW()
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SYSDATE()
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SUBDATE
関数またはADDDATE
関数を使用すると、日時の値を手動で調整することができます。詳細については、「Beast Mode関数」を参照してください。- 日時データ列を、datetimeタイプではなくstringタイプのデータとしてDomoに取り込んだ場合、その日時データ列がタイムゾーン設定に基づいて自動的に変換されることはありません。
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