はじめに
MongoDBは、構造的データを動的スキーマを持ったJSONに似たドキュメントとして保管する、オープンソースのドキュメント指向データベースシステムです。Domoが提供するコネクターを使用すると、MongoDBコレクションからデータを取得し、カスタマイズされたレポートを作成することができます。
- MongoDBコネクターは、Javaドライバーバージョン3.2.1を使用して、「検索と集計」クエリメソッドをサポートします。MongoDBコネクターにコレクション名を手動で入力する必要があります。
- MongoDBコネクターは、Javaドライバーバージョン3.2.1を使用して、プレーンJSONクエリをサポートします。MongoDB Advancedコネクターにコレクション名を手動で入力する必要があります。
- MongoDB V2コネクターは、Javaドライバーバージョン3.12.1を使用して、「検索と集計」クエリメソッドをサポートします。 ドロップダウンからコレクション名を選択することも、MongoDB V2コネクターに手動で入力することもできます。また、MongoDB V2コネクターはCA証明書を必要としません。
- MongoDB SSHコネクターは、Javaドライバーバージョン3.12.1を使用して、「検索と集計」クエリメソッドをサポートします。ドロップダウンからコレクション名を選択することも、MongoDB SSHコネクターに手動で入力することもできます。SSHトンネルを使用してMongoDBコレクションからデータを取得するには、SSH資格情報(ホスト、ポート、ユーザー名、パスワード)が必要です。
この記事ではMongoDBコネクターについて説明します。DomoのMongoDBコネクターを使用すると、MongoDBコレクションからデータを取得し、カスタマイズされたレポートを作成することができます。データは、JSONクエリを入力して指定します。 MongoDB APIの詳細については、 http://api.mongodb.org/を参照してください。
MongoDBコネクターは「データベース」コネクターです。つまり、クエリを使用してデータベースからデータを取得します。Data Centerでは、ウィンドウ上部のツールバーで[データベース]をクリックすることで、これを含む他のデータベースコネクターのページにアクセスできます。
このトピックでは、MongoDBコネクターユーザーインターフェースに固有のフィールドとメニューについて説明します。 DataSetの追加、更新スケジュールの設定およびDataSet情報の編集に関する一般的な情報は、「 データコネクターを使用してDataSetを追加する」を参照してください。
必要条件
MongoDBコレクションに接続しDataSetを作成するには、以下が必要です。
-
MongoDBデータベースのログインに使用するユーザー名とパスワード
-
データベースサーバーのホスト名(例: db.company.com)。
-
データベースのポート番号
-
データベース名
-
接続先のコレクション名
-
CA証明書テキストまたは URL パスは、 [証明書 文字列] または [URLパス] を それぞれ [証明書 書式] メニューで選択した時 のみ 必要になります。
-
SSL接続
MongoDBデータベースに接続する前に、データベースサーバーの接続ポートでIPアドレスをいくつかホワイトリストに登録する必要があります。IPアドレスの詳細なリストは、「 コネクターのIPアドレスをホワイトリスト化する」を参照してください。
MongoDBコレクションに接続する
このセクションでは、[ MongoDB コネクター]ページの [認証情報] および [詳細] ペインのオプションについて説明します。このページ内のほかのペインに含まれるコンポーネントである[スケジュール設定]や[DataSetに名前を付けて説明を入力]に関しては、ほとんどのタイプのコネクターで共通しています。詳細については「データコネクターを使用してDataSetを追加する」を参照してください。
[認証情報]ペイン
このペインには、MongoDBデータベース内のコレクションに接続する認証情報の入力フィールドが含まれています。下表では、各フィールドに必要な内容を説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
ホスト |
MongoDBデータベースのホスト名を入力します。例: db.company.com |
データベース名 |
MongoDBデータベース名を入力します。 |
コレクション |
接続先のコレクション名を入力します。 |
ユーザー名 |
MongoDBのユーザー名を入力します。 |
パスワード |
MongoDBのパスワードを入力します。 |
データベースポート |
MongoDBデータベースのポート番号を入力します。 |
証明書書式 |
証明書書式を選択します。証明書を含めない場合は、[証明書なし]を選択します。[証明書文字列]を選択する場合は、証明書用テキストを[証明書]フィールドに貼り付ける必要があります。[URLパス]を選択する場合は、証明書がある場所のURLを[証明書]フィールドに入力します。 |
証明書 |
CA証明書用テキストを貼り付けるか、証明書がある場所のURLを入力します。これは任意です。証明書を含めない場合は、[証明書書式]メニューで[証明書なし]を選択します。 |
有効な MongoDB認証情報を入力した後は、いつでもDomoで同じアカウントを使用して、MongoDB DataSetを作成することができます。コネクターアカウントは、Data Centerの[アカウント]タブで管理することができす。このタブの詳細については、「コネクターのユーザーアカウントを管理する」を参照してください。
[詳細] ペイン
このペインでは、JSONクエリを作成して、MongoDBコレクションからデータを取得します。また、オプションで WHERE、 SELECT、 GROUP、 SORT 節もJSONフォーマットで作成することができます。
メニュー |
説明 |
---|---|
JSONクエリ |
必要なデータを選択するのに使用する JSONクエリを入力します。2通りのクエリメソッド、FindとAggregateが利用できます。
Find: Findメソッドを使用して、このコレクションから「subject」が「History」と等しいすべてのドキュメントを選択できます。このクエリは、次の形式となります。
Aggregate: Aggregateメソッドを使用するには、クエリは次のようになります。
この例では、 $matchステージが、スコア値が80以下のドキュメントを除外して、次のステージへスコア値が80以上のドキュメントを渡しています。 $countステージは、集計パイプラインにある残りのドキュメントのカウントを返し、「passing_scores」という名前のフィールドに値を割り当てます。 |
Where節 JSON |
JSONフォーマットでWHERE節を入力します。 |
Select節 JSON |
JSON フォーマットでSELECT節を入力します。 |
Group節 JSON |
JSONフォーマットでGROUP節を入力します。 |
Sort節 JSON |
JSONフォーマットで SORT節を入力します。 |
その他のペイン
スケジュール設定、再試行、オプションの更新など、このページにないセクションに記載のコネクターインターフェースについては、「 データコネクターを使用してDataSetを追加する」を参照してください。
コメント
0件のコメント
サインインしてコメントを残してください。