はじめに
Amazon Athenaは、Amazon S3内のビッグデータを標準的なSQLを使用して分析するための、サーバーを必要としないインタラクティブなクエリサービスです。DomoのAmazon Athena JDBC 2.0コネクターを使用して、Athenaインスタンスからクエリ―を実行します。DomoのAmazon Athena JDBC 2.0コネクターでJDBC 2.0を使用することにより、Amazon Athenaのデータを視覚化することができます。Amazon Athena APIの詳細については、Amazon社のウェブサイトをご覧ください(https://aws.amazon.com/documentation/athena/)。
Amazon Athenaのアカウントには、Data Centerから接続します。このトピックでは、Amazon Athena JDBC 2.0コネクターのユーザーインターフェース固有のフィールドとメニューについて説明します。DataSetの追加や更新スケジュールの設定、DataSet情報の編集に関する一般的な情報については、「データコネクターを使用してDataSetを追加する」を参照してください。
必要条件
Amazon Athenaアカウントに接続してDataSetを作成するには、以下が必要です。
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AWSアクセスキー。
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AWSシークレットキー。
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クエリの出力が書き込まれるAmazon S3の場所(例:s3://aws-athena-query-results-1234-us-west-2/)これは、Athenaウェブコンソールの[設定]で参照できます。
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AWSリージョン。
AWSの認証情報を取得する方法については、http://docs.aws.amazon.com/general/latest/gr/aws-sec-cred-types.htmlを参照してください。
必要なPermissionポリシー
AthenaやAmazon S3 bucketなどのAWSサービスやリソースへのアクセス権を得るには、アプリケーションにJDBCドライバーの認証情報を指定します。JDBCドライバーを使用している場合は、AmazonAthenaFullAccess管理ポリシーに記載されているすべてのアクションがIAM Permissionポリシーに含まれていることを確認します。
AmazonAthenaFullAccess
管理ポリシーはAthenaへのフルアクセスを許可します。
管理ポリシーの内容は変更されるため、ここに表示されるポリシーは古くなる可能性があります。最新のポリシーについてはIAMコンソールを確認してください。
{ "Version": "2012-10-17", "Statement": [ { "Effect": "Allow", "Action": [ "athena:*" ], "Resource": [ "*" ] }, { "Effect": "Allow", "Action": [ "glue:CreateDatabase", "glue:DeleteDatabase", "glue:GetDatabase", "glue:GetDatabases", "glue:UpdateDatabase", "glue:CreateTable", "glue:DeleteTable", "glue:BatchDeleteTable", "glue:UpdateTable", "glue:GetTable", "glue:GetTables", "glue:BatchCreatePartition", "glue:CreatePartition", "glue:DeletePartition", "glue:BatchDeletePartition", "glue:UpdatePartition", "glue:GetPartition", "glue:GetPartitions", "glue:BatchGetPartition" ], "Resource": [ "*" ] }, { "Effect": "Allow", "Action": [ "s3:GetBucketLocation", "s3:GetObject", "s3:ListBucket", "s3:ListBucketMultipartUploads", "s3:ListMultipartUploadParts", "s3:AbortMultipartUpload", "s3:CreateBucket", "s3:PutObject" ], "Resource": [ "arn:aws:s3:::aws-athena-query-results-*" ] }, { "Effect": "Allow", "Action": [ "s3:GetObject", "s3:ListBucket" ], "Resource": [ "arn:aws:s3:::athena-examples*" ] }, { "Effect": "Allow", "Action": [ "s3:ListBucket", "s3:GetBucketLocation", "s3:ListAllMyBuckets" ], "Resource": [ "*" ] }, { "Effect": "Allow", "Action": [ "sns:ListTopics", "sns:GetTopicAttributes" ], "Resource": [ "*" ] }, { "Effect": "Allow", "Action": [ "cloudwatch:PutMetricAlarm", "cloudwatch:DescribeAlarms", "cloudwatch:DeleteAlarms" ], "Resource": [ "*" ] } ] }
Amazon Athenaアカウントに接続する
このセクションでは、Amazon Athena JDBC 2.0コネクターページの[認証情報]ペインと[詳細]ペインに表示されるオプションについて説明します。このページの他のペインの項目である [スケジュール設定]や[DataSetに名前を付けて説明を入力]に関しては、ほとんどのタイプのコネクターで共通しています。詳細については「データコネクターを使ってDataSetを追加する」を参照してください。
[認証情報]ペイン
このペインには、Amazon Athenaアカウントにアクセスするための認証情報を入力するフィールドがあります。下表では、各フィールドに必要な内容を説明しています。
フィールド |
説明 |
---|---|
アクセスキー | AWSアクセスキーを入力します。 |
シークレットキー | AWSシークレットキーを入力します。 |
S3 Staging Directory | クエリ出力を書き込むAmazon S3の場所を入力します。この場所は、Athenaウェブコンソールの[設定]で確認することができます。例:s3://aws-athena-query-results-1234-us-west-2/ |
領域 | AWSリージョンを選択します。 |
ワークグループ | ワークグループを入力します。 |
Amazon Athenaの正しい認証情報をすると、同じアカウントを使用して新しいAmazon Athena JDBC 2.0 DataSetをいつでも作成できるようになります。コネクターのアカウントはData Centerの[アカウント]タブで管理することができます。このタブの詳細については、「コネクターのユーザーアカウントを管理する」を参照してください。
[詳細]ペイン
このペインには、クエリの入力やレポートの設定のためのオプションが多数含まれています。
メニュー |
説明 |
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レポート |
実行するAmazon Athena JDBC 2.0レポートを選択します。現時点では、使用できるレポートタイプは1つだけです。
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データベース名 |
クエリを実行するデータベースを選択します。 |
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表の名前 |
クエリを実行するデータベース内の表を選択します。 |
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表の列 |
クエリを実行する列をすべて選択します。 |
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クエリヘルパー |
クエリヘルパーは、選択されたデータベース名、表名、および列名に基づいて、サンプルのクエリを作成します。 |
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クエリ |
実行するSQLクエリを入力します(例:select * from table_name)。 |
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接続タイムアウト |
Athenaへの接続確立を目的とした試行が終了するまでの最長時間を、ミリ秒単位で入力します。デフォルト値は1万ミリ秒です。 |
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ソケットタイムアウト |
Athenaにデータを送信するため、ソケットを待機する最長時間を、ミリ秒単位で入力します。デフォルト値は1万ミリ秒です。 |
||
エラー試行回数の上限 |
JDBCクライアントがAthenaへのリクエストを実行する再試行回数の上限値を入力します。デフォルト値は10回です。 |
その他のペイン
スケジュール設定、再試行、オプションの更新など、残りのコネクターインターフェースのセクションの詳細については、「データコネクターを使用してDataSetを追加する」を参照してください。
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