はじめに
Zendeskは、チケット発行、セルフサービスオプション、カスタマーサポート機能などの、クラウドベースのカスタマーサービスプログラムを提供しています。既存クエリにもとづいてデータを取り出したり、カスタマイズした検索クエリを作成したりすることができます。Zendesk APIの詳細については、ウェブサイト(https://developer.zendesk.com/rest_api/docs/core/introduction)を参照してください。
Zendeskコネクターは「クラウドApp」コネクターであるため、クラウドに保管されたデータの取得が可能です。Data Centerのウィンドウ上部のツールバーにある[クラウドApp]をクリックすると、これを含むほかのクラウドAppコネクターのページにアクセスできます。
Zendesk Chatコネクターの詳細については、「Zendesk Chatコネクター」を参照してください。
Zendeskアカウントには、Data Centerから接続します。このトピックでは、Zendeskコネクターユーザーインターフェースに固有のフィールドとメニューについて説明します。DataSetの追加や更新スケジュールの設定、DataSet情報の編集に関する一般的な情報は、「コネクターを使用してDataSetを追加する」を参照してください。
主な使用事例 |
DomoでZendeskデータを使用すると、チケットメトリクスを分析してタイムリーで優れた解決策が得られます。カスタムフィールドも利用できるため、ビジネスの最適化を促進できます。 |
主なメトリクス |
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社内における主なロール |
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平均導入時間 |
Zendeskプラットフォームのスコープの制限、利用可能なデータの種類、コネクターの使いやすさに応じて、基本的な導入に4~8時間。 |
使いやすさ(1~10段階。1が「最も使いやすい」) |
4 |
ベストプラクティス
ZendeskのAPIには、速度制限があることに注意してください。詳細については、トラブルシューティングのセクションを参照してください。
すぐに利用を開始するには、Zendesk定義済みレポート(「Tickets」、「Users」、または「Tickets with Users」)や「General Query」(チケットステータス、日付など)を使用したり、カスタマイズされた「Specific Query」を作成したり、検索を行います(例:tags:vip type:user created<2015-05-01は、2015年5月1日に作成されたVIPチケットを返します)。
必要条件
Zendeskアカウントに接続してDataSetを作成するには、以下が必要です。
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Zendeskアカウントのログインに使用するユーザー名
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Zendeskアカウントのログインに使用するAPIトークンまたはパスワード
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会社のZendesk URL
パスワードを使用するには、エージェントのEメールアドレスとパスワードを使ってAPI認証を有効化します。これは、Zendesk SupportモバイルAppへのサインインで既に有効化されている可能性があります。
Zendeskは、エージェントのパスワードの安全性を保つため、APIトークンの使用を推奨しています。APIトークンは、[Admin]>[Channels]>[API]の順に選択して表示する、Zendesk Supportの[Admin]インターフェースで管理できます。このページでは、トークンを表示、追加、または削除できます。同時に2つ以上のトークンをアクティブにすることが可能です。トークンを削除すると、永久に無効化されます。
Zendeskアカウントに接続する
このセクションでは、Zendeskコネクターページの [認証情報]および [詳細] ペインのオプションについて説明します。このページのほかのペインの項目である[スケジュール設定]や[DataSetに名前を付け、説明を入力]に関しては、ほとんどのタイプのコネクターで共通しています。詳細については、「データコネクターを使用してDataSetを追加する」を参照してください。
[認証情報] ペイン
このペインには、Zendeskアカウントに接続する認証情報の入力フィールドが含まれています。下表では、各フィールドに必要な内容を説明しています。
フィールド |
説明 |
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[Username] |
Zendeskアカウントのログインに使用するユーザー名を入力します。 |
[Authenticate By] |
Zendesk APIトークンまたは認証パスワードのどちらを使用するかを指定します。 |
[API Token or Password] |
Zendesk APIトークンまたはパスワードを入力します。これは、[Authenticate By]メニューで選択したものと一致する必要があります。例えば、[API Token]を[Authenticate By]に選択した場合は、APIトークンをこのフィールドに入力します。パスワードではありません。 |
[Zendesk URL] |
会社のZendeskインスタンスのURLを入力します。 |
有効なZendesk認証情報を一度入力しておくと、同じアカウントを使用して、随時新しいZendesk DataSetを作成することができます。コネクターのアカウントはData Centerの[アカウント]タブで管理できます。このタブの詳細については、「コネクターのユーザーアカウントを管理する」を参照してください。
[詳細]ペイン
このペインには、メインの[Report]メニューのほか、選択したレポートタイプに応じて表示/非表示になる様々なメニューがあります。
メニュー |
説明 |
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[Report (Core API)] |
実行したいZendeskコアAPIレポートを選択します。以下のレポートが利用できます。
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[Report (Talk API)] |
実行したいZendesk Talk APIレポートを選択します。以下のレポートを利用できます。
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[Country Code] |
ISO国コードを指定します。 |
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[Contains] |
電話番号を検索するための正規表現を指定します。有効な文字は、('')と [0-9a-zA-Z]です。(")(二重引用符)文字は任意の1桁と一致します。 |
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[Number Should be Toll-Free or Local] |
番号を無料通話番号にするか市内番号にするかを指定します。 |
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[Area Code] |
指定したエリアコードで電話番号を検索する場合に指定します(米国とカナダのみ)。 |
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[From Days] |
レポートの過去日数を入力します。例えば、 |
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[To Days] |
レポートで表示させない過去日数を入力します。例えば、 |
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[Agent] |
エージェントを選択します。 |
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[Greeting Category] | グリーティングカテゴリーを選択します。 | ||||||||||||||||||||||
[Greeting] | グリーティングを選択します。 | ||||||||||||||||||||||
[Phone Number] | 電話番号を選択します。 | ||||||||||||||||||||||
[Search Query] |
使用したい検索クエリタイプを選択します。[Open Tickets]および[Closed Tickets]は、Zendeskインスタンスに対してオープン/クローズドチケット番号を返すのに使うことができる既製のクエリです。[Custom]オプションにより、Zendesk検索クエリを指定できます。例えば、 Zendeskクエリ入力に関する詳細については、 https://support.zendesk.com/hc/en-us/articles/203663226-Zendesk-search-referenceを参照してください。 |
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[Query Field] | 使用したい検索クエリタイプを選択します。[Open Tickets]および[Closed Tickets]は、Zendeskインスタンスに対してオープン/クローズドチケット番号を返すのに使うことができる既製のクエリです。[Custom]オプションにより、Zendesk検索クエリを指定できます。Zendeskクエリ入力に関する詳細については、 https://support.zendesk.com/hc/en-us/articles/203663226-Zendesk-search-referenceを参照してください。 | ||||||||||||||||||||||
[Include Attachments] | 結果に添付ファイルを含めるかどうかを指定します。 |
その他のペイン
スケジュール設定、再試行、更新に関するオプションなど、コネクターインターフェースのその他のペインに表示されるオプションについては、「コネクターを使用してDataSetを追加する」を参照してください。
トラブルシューティング
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ZendeskのAPIには速度制限があります。Zendeskでは、顧客のプランとエンドポイントに応じて、1分間に定められた数のリクエストのみ利用できます。DomoでZendeskの接続が低速である場合、速度制限がより高いプランにアップグレードすることを考慮してください。
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Essentialプラン = 10リクエスト/分(RPM)
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Teamプラン = 200 RPM
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プロフェッショナル = 400 RPM
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エンタープライズ = 700 RPM
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ハイボリュームアドオン = 2,500 RPM
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429エラーを受け取った場合、速度制限を超過したことを示しています。
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ご利用のプランの速度制限と過去24時間のAPIアクティビティを、Zendeskの「Tracking API activity against your rate limit(APIアクティビティの使用回数制限をトラッキングする、英語)」(https://support.zendesk.com/hc/en-us...our_rate_limit)で比較できます。
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接続に失敗した場合は、APIトークンがアクティブであることを確認します。APIトークンは、[Admin]>[Channels]>[API]の順に選択して表示する、Zendesk Supportの[Admin]インターフェースで管理できます。このページでは、トークンを表示、追加、または削除できます。同時に2つ以上のトークンをアクティブにすることが可能です。
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