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はじめに
緯度/経度経路マップは、座標点が線でつながれている緯度/経度マップです。 これには、2つの値の列が必要になります。 列の1つの値は接続線の開始点に適用され、そしてもうひとつの値は終着点に適用されます。 このマップでは、開始点と終着点の値の差は線の太さにより示されています。 例えば、線が開始点から細く始まり太くなっていく場合、値が大きくなっていくことを示しています。 反対に線が細くなっていく場合は、値が小さくなっていくことを示しています。 開始点と終着点が同じ場合は、線は同じ太さになります。
その他の部分については、緯度/経度経路マップは緯度/経度マップと同じです。 指定した座標と適用するフィルターが、マップの「ズーム」の程度を決定します。 フィルターに関しては、チャートにフィルターを追加するを参照してください。 また、オプションの系列の列をアップロードすることにより、複数の特定の経路を入れることができます。
世界マップに関する詳細は、世界マップを参照してください。 国別マップに関する詳細は、国別マップを参照してださい。 大陸または地域マップに関する詳細は、大陸/地域マップを参照してください。 米国の 郡別マップに関する詳細は、米国郡別マップを参照してください。
データがあるにも関わらずマップのエリアにデータが表示されない場合のトラブルシューティングに関しては、トラブルシューティングを参照してください。
緯度/経度経路マップについて
緯度/経度経路マップは、DataSetから7つのデータ列または行を必要としますが、系列データの8番目の列をオプションで追加することもできます。 必要となる列または行は、以下のとおりです:
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各経路の線の名称(例えば、「デンバー - オマハ」)を含む列または行
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各経路の線のソースの緯度(つまり、経路線の開始点の緯度)を含む列または行
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各経路線のソースの経度を含む列または行
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各経路線の目的地の緯度を含む列または行
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各経路線の目的地の経度を含む列または行
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各経路線の開始点の値を含む列または行
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各経路線の終着点の値を含む列または行
値は、特定の範囲に対応する点の大きさによって示されます。 範囲はDataSet内の値の分布に基づいて自動的に決定され、マップの横に自動的に挿入される凡例によって示されます。 開始点と終着点の値の差は、それをつなぐ線の太さにより示されます。 値は表示せず、点の間の経路のみを表示するには、DataSetの値を全て「0」に設定します。
系列データを含むオプションの8番目の列を追加することにより、経路線を色のカテゴリに分類することができます。 マップで系列データはグループ毎に異なる色で示されます。 例えば、DataSet中の経路が「A」と「B」の2つに分類される場合、デフォルトではグループ「A」の線と点はオレンジで表示され、グループ「B」の線と点は青で表示されます。 各系列の合計はマップの凡例に表示されます。 ユーザーが系列データを含む緯度/経度経路マップで点をクリックすると、表示されるドリルテーブルでマップ中のその系統の全アイテムが表示されます。 チャートのドリルに関する詳細は、データをドリルダウンするを参照してください。
値、カテゴリー、系列データについては、チャートデータについてを参照してください。
Domoは、経度と緯度の様々なフォーマットを認識することができます。 使用できるフォーマットの一覧は、緯度と経度の書式を参照してください。
緯度/経度経路マップを作成する
カードビルダーで、マップのデータを含んでいる列を選択します。 データ列を選択する方法に関しては、DataSet 列をチャートに適用するを参照してください。
カードビルダーでチャートをフォーマットする方法に関しては、 KPI カード作成パート 2: カードビルダーを参照してください。
例
次の図は、典型的な列ベースのスプレッドシートのデータがどのように緯度/経度経路マップに変換されるかを示しています。
緯度と経度のフォーマット
Domoは、緯度と経度の以下のフォーマットを全て認識します。
書式名 |
説明 |
例 |
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符号付度数 |
「 |
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度分秒 |
「 |
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度分 |
「 |
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度のみ |
「 |
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緯度/経度経路マップをカスタマイズする
緯度/経度経路マップの外観は、チャートの設定を編集してカスタマイズすることができます。 全てのグラフタイプのプロパティは、 チャートの設定リファレンスガイド でリスト化され、説明されています。 緯度/経度経路マップ固有のプロパティには、以下が含まれます。 サムネイル画像をクリックすると、拡大画像が表示されます。
プロパティ | 説明 | 例 |
---|---|---|
経路> 記号の色 |
マップの点と接続線の色を設定することができます。 デフォルトはオレンジです。 マップに系列の列が含まれる場合、色は自動的に決定されます。その場合、このプロパティを設定しても効果はありません。 |
— |
経路 > 直線の経路 |
これを選択すると、経路線が曲線(デフォルト)ではなく直線で表示されます。 右の最初の例は曲線で、2番目の例は直線で表示されています。 |
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経路> 記号の透明度 |
接続線の透明度を決定します。 「なし」(完全な不透明)から 80%(ほぼ透明)の範囲で、任意の値を選択することができます。 デフォルトは「なし」です。右の最初の例では、透明度は「なし」に設定されています。2番目の例では 80% に設定されています。 |
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目盛り > 対数目盛りを使用 |
マップの目盛りを対数目盛りに変換することができます。 |
— |
背景 > 色 |
背景の色の明るさを設定します。 デフォルトは非常に明るいです。 例では、背景の明るさが中程度に設定されたマップが示されています。 |
![]() |
行の集計
緯度/経度経路マップの行のように集計することができます。また、マップの点は、集計された値を反映します。 以下の例では、ユーザーは「ベルリン - パリ」に2つの行があるDataSetをアップロードしました。
このマップでは、「ベルリン - パリ」の個々「経路2」の値は統合され、対応するマップの点(パリの近くにある)がそれに応じて大きくなっています。
マップからマップにドリルする
州のマップおよび米国の市を示す標準的な緯度/経度マップと同様に、 同じマップをドリルレイヤとして追加することにより、緯度/経度経路マップの経路で「ズーム可能機能」を有効にできます。 例えば、サンアントニオとダラスを結ぶ経路がある場合、ドリルレイヤを作成することができます。 経路をクリックすると、テキサス州内のズームされた経路が表示されます。 これは、経路が全てアメリカ合衆国内にある場合のみ機能します。
チャートにドリルレイヤを追加する方法の詳細については、チャートにドリルパスを追加するを参照してください。
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