はじめに
箱ひげ図は、一般的に統計および品質測定に使用します。どんなカテゴリーでも、DataSet内では最低5つの値が必要とされます。Domoは、これらの値から、最大値、Q3(第3四分位点)値、中央値、Q1(第1四分位点)値、最小値を導き出します。各カテゴリーで導き出された5つの値が、箱ひげ図としてチャートに描画されます。Q1値、中央値、Q3値が箱を形成し、最大値と最小値が「ひげ」になります。
例のように、1、3、5、6、9、11、15のDataSetをアップロードすると、Domoは、個々の箱ひげ図に、以下のように値を導き出します。
- 中央値は、順番に並べられたDataSetの真ん中の値で、この場合「6」がそれに該当します。
- Q1値およびQ3値は、DataSetの下半分と上半分の中央値で、この場合「3」と「11」がそれに該当します。
- 最小値と最大値は、DataSetの最小値と最大値で、この場合「1」と「15」がそれに該当します。
この結果の箱ひげ図は以下のように表示されます。
箱ひげ図には、縦方向と横方向のサブタイプがあります。
箱ひげ図を作成する
箱ひげ図は、DataSetから2つのデータ列または行を必要とします。1つは箱とひげの各図の名称を含む列または行、もう1つは各カテゴリーの値を含む数値の列または行で、これから箱ひげ図の値が導き出されます。値、カテゴリー、系列データについて詳しくは、「チャートデータについて」を参照してください。
Analyzerで、箱ひげ図で使用するデータを含む列を選択します。データ列の選択について詳しくは、「DataSet列をチャートに適用する」を参照してください。
Analyzerでチャートをフォーマットする方法について詳しくは、「可視化カード作成パート2:Analyzer」を参照してください。
以下の図は、典型的な列ベースのスプレッドシートのカテゴリー列と値列のデータがどのように2つの図形を含む箱ひげ図に変換されるかを示しています。
箱ひげ図をカスタマイズする
箱ひげ図の外観は、[チャートの設定]を編集することでカスタマイズできます。すべてのチャートの設定については、「チャートの設定」を参照してください。箱ひげ図に固有のプロパティには、以下があります。サムネイル画像をクリックすると、拡大画像が表示されます。
プロパティ |
説明 |
例 |
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[一般]>[線の色] |
箱ひげ図の線の色を決定します。[塗りつぶしを無効にする]プロパティを選択しない場合、ボックスの塗りつぶし色は線の色と同じになります。それ以外の場合、線のみが色で表示されます。デフォルト色は青です。 |
- |
[一般]>[幅(%)] |
チャートの箱ひげ図の幅を決定します。10から100までの任意の数値を入力できます。数値が小さいほど、箱は細くなります。例では、[幅(%)]が「15」に設定されています。 |
![]() |
[一般]>[ひげのキャップ幅を非表示にする] |
このオプションを有効にすると、デフォルトで「ひげ線」の端に表示される数値の高低ラインである「ひげのキャップ」が非表示になります。例では、ひげのキャップは非表示になっています。 |
![]() |
[一般]>[塗りつぶしを無効にする] |
デフォルトでは、箱ひげ図の箱は、色で塗りつぶされます。このボックスをチェックすると、塗りつぶされた色が取り除かれ、例のようにボックスが透明に表示されるようになります。 |
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